競技かるた体験

 本日は、永世かるたクイーンの久保久美子さん(中央)をお迎えしての、かるた体験を行いました。
 久保さんは、8年間連続でかるたクイーンとなり、永世クイーンとなっているすごい人です。今回は北京在住のストーン睦美さん(左)、北京でお仕事をしている池原6段さん(右)も一緒に来校していただき、競技かるたの紹介などいろいろと教えていただきました。
 このかるたは、いろはかるたではなく、当然百人一首。そのため、上の句を聞いて、場にある下の句を取るということで、初めてやる児童もいて興味津々でした。
 クイーンの久保さんから、どこまで読めば札がとれるかという「きまり字」や、札を覚える練習の仕方なども教えていただきました。写真では100枚の札のきまり字を順番に言っていくという練習の仕方です。
 この読み方がとっても速くて、100枚の札が1分もかからず読み終えてしまったのを見て、子ども達も「すご~~~い!」の連発。日本一になる人はやはり違います。そして、そのすごさはまだまだ続きます。
 
 続いては、場に並べた札を暗記することが大切というお話をした後、目隠しをした2人。
 子ども達が自由に札を選ぶと、2人とも「それは3段目の右から2番目!」というようにピタリと言い当てる姿に、またまた「すご~~~い!」の歓声!
 次は本番と同様に競技のデモンストレーションを見せていただきました。TVなどでも見たことがある、パッと札を払う姿に、「かっこいい~~~!」真剣な勝負の姿を目の前で見ることができて、子ども達も大興奮でした。
 競技中は見ている人は静かにしなくてはいけません。物音一つ立てないように、息を止めながら見守る生徒達の姿。見ている人達まで、ドンドン2人の真剣な姿に引き込まれ、自分でも札を払う素振りをし始める人もたくさんいました。
 そして、とうとう自分たちの番。かるた体験の始まりです。今回は10枚だけの札を使って1対1で対戦しました。日本ではどの種目も同じですが、始まりと終わりはきちんと礼をします。日本の伝統の大切さを改めて感じる場面でもありました。
 ストーンさんの読みに合わせて、対応する下の句を探します。その姿と言ったら、真剣そのもの。取った瞬間の喜びの顔は、本気で取り組んでいるからこその表情でしょう。
 次の句が詠まれるまでの間に、必死にきまり字を覚える人達もいました。この集中力と真剣な取り組み、そして、勝負へのこだわりが強さへとつながっていくのだと思います。
 高学年、中学生になると、本当に一瞬の勝負です。ほぼ同時に札に手を差し出すスピード感に、生徒達のテンションもさらにあがっていきます。今日はほんの少ししか体験はできませんでしたが、今後ブームが起こりそうな雰囲気が感じられました。
 さらには、学校への本の寄贈もありました。百人一首についての解説本とかるたでクイーンを目指して頑張る主人公を描いた漫画を寄贈していただきました。図書室に置きますので、ぜひ読んでほしいと思います。
 最後に、みんなで記念写真。短い時間でしたが、日本の伝統文化に触れ、トップレベルの試合を見せていただき、とっても充実した時間となりました。
 久保さん、ストーンさん、池原さん、本日はすてきな時間をどうもありがとうございました!
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