中学部交流会(六十五中)

 小学部は春に「上清路小学校」と交流をしましたが、今回は中学部が、日本人学校の近くにある「青島六十五中」へ行ってきました。昨年度は、来てもらいましたが、今回はこちらからの初めての訪問。不安もありながらのスタートになりました。
 到着後、両校集まっての開会行事。六十五中は中学1年生29名が参加します。
 まずはお互いの代表者が自己紹介。「我叫・・・」となめらかな中国語で、自己紹介をする姿に、相手校の先生や生徒達も驚いていました。練習してきた甲斐がありましたね。
 自己紹介後は、一緒に授業を受けました。写真は国語(つまり中国語)の授業で、「春」という、中国ではとても有名な春の美しさを表した文章の読み取りでした。中国語が苦手な生徒も、得意な生徒に聞いたりしながら、何とか理解しようと一生懸命メモをとりながら授業に参加していました。
 途中、本校の生徒も指名されたりもしましたが、自分なりの考えをしっかりと話すことができていました。
 
 次は「体育」の授業に参加しました。レクリエーションを取り入れた準備運動のあと、4グループに分かれてまずはマット運動。外に小さな座布団状のマットを広げて前転をしました。日本のマットとの違いに驚いている生徒が多かったように思います。
 その後、ミニマットをハードルに見立てての障害走もしました。4チームの対抗で走ったので、盛り上がりました。
 
 その後、残った時間でグループごとにミニマットを使って何か作品を競争で作り上げるということをしました。なかなかうまくいかずみんなで力を合わせて取り組んでいたので、言葉は通じなくても一緒にやっているだけで、自然と笑顔がこぼれるようになってきました。今まで、緊張していた雰囲気がずいぶんとほぐれた体育の授業になりました。
 授業の後は、一緒に昼食をたべました。体育で和んだ雰囲気そのままに、楽しい食事になりました。六十五中の生徒は学校で出されるお弁当を食べていたので、お互いのお弁当を珍しそうにのぞき込んでいました。
 食事の間に近くの人と自己紹介などをしました。折り紙で作った名札などを使ったり、紙に書いたりしながら、それぞれが何とかコミュニケーションをとろうと頑張っていました。
 言葉は違えど、同じ中学生。仲良くなるのに時間はかからなかったようです。
 食事の後は、日本の伝統的な文化や遊びを紹介しました。「お寿司」「メンコ」「こま」「はねつき」「茶道」などを紹介していきました。写真は「折り紙」の紹介で、新聞紙で作ったかぶとなどを実際に見せながら紹介しました。他にも、けん玉の技を披露して、大きな拍手を受けていた紹介もありました。
 その後、紹介したものを実際に使って一緒に遊びました。写真はコマのやり方を教えているところで、なかなかうまくひもが巻けずに、六十五中の生徒達はなかなか苦労していたようでした。
 この写真は、けん玉を教えているところです。遊びの中ではけん玉が一番人気で、みんな一生懸命挑戦していました。写真の生徒が先程の紹介で華麗な技を見せたからかもしれません。何度かやっているうちに六十五中の生徒達も皿の部分に載るようになってきました。初めて成功したときは、日本も中国も変わらずとっても素敵な笑顔でした。
 こちらは、折り紙を教えているところ。今回の交流では折り紙で作った名札、そしてもう一つ手裏剣を生徒数分お土産として作って持って行きました。他にも、複雑な折り紙の箱を自分で作ってきてプレゼントしている生徒までいました。もちろん、とってもとっても喜んでもらえました。
 そして、とうとう終わりの時間が来ました。最後にみんなで記念撮影をしました。
 3時間は本当にあっという間で、やっとうち解けてきた頃に終わりになってしまい、みんなとっても残念そうでした。また、来年も楽しい交流ができることを願って、自分と相手の名札を交換して、友情の証としてみんな持ち帰ってきました。
 六十五中の皆さん、充実した時間をありがとうございました。
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