中学部OGB発表会

 本日は、待ちに待った中学音楽部による「シラデレラ」の発表でした。「シラデレラ」とは、あの名作の"白雪姫"と"シンデレラ"を独自に組み合わせた作品です。脚本から音楽まで自分たちで準備し、本番に向けて昼休みも毎日練習してきました。その甲斐あって、大成功に終わることができました。以下で詳しくご紹介しましょう!
  ポスターを作成して校内に貼り、全校生徒や先生に呼びかけたところ、たくさんの観客が集まってくれました。小学生にとっては、中学生は憧れの存在です。今回も、お姫様を誰がやるんだろう☆と心躍らせながら楽しみにしていた小学生女子の姿が印象的でした。
 この場面は、掃除をしているシラデレラを置いて、母と姉が舞踏会に行こうとしているシーンです。3人とも迫力ある演技で、最初のつかみは完璧でした。  
 掃除ばかりさせられる自分の生活にがっかりしていたシラデレラを、魔法使いが助けてくれました。
 魔法をかけてもらったシラデレラは、きれいな衣装に身を包み素敵な王子様とダンスをしています。ついに夢に見ていた日が来ました! しかし…そんな楽しい時間も長く続きはせず…  
 夜中の12時までに帰る、という魔法使いとの約束を守れなかったシラデレラは、家に入ることもできなくなり、森をさ迷いついには倒れてしまいます。そんなシラデレラを、3人の小人が見つけ小人の家で一緒に住ませてもらえることになります。小人は3人で衣装を似たものにし、本当の兄弟のようでした。  
 舞踏会でシラデレラが素敵な王子様と踊っているのを見た母は、自らシラデレラを襲うために小人の家を訪ねました。実はこの劇では、シラデレラは3人で役を演じています。それぞれ味のあるシラデレラを見ることができ、観客の小学生も楽しんでいました。  
 結局、母からもらった毒リンゴを食べてしまったシラデレラは、帰らぬ人となってしまいました 。3人の小人が嘆き悲しむ中、あの舞踏会で出会った王子様が助けに来てくれました。王子様の口づけで、なんとシラデレラは生き返ったのです。口づけの瞬間を鉄琴で表現するなど、独自の工夫があってとても良かったです。  
 シラデレラが生き返った後、全員で「いつか王子様が」を合唱しました。ジャズの曲調であるこの歌は、聞いている人たちにも夢を与えてくれました。ピアノ伴奏も1人のシラデレラが担当し、最初から最後までまさに自分たちで作り上げたミュージカルとなりました。  
 ミュージカル終了後も鳴りやまない拍手の中、アンコールが聞こえてきて、役者達は改めて「ハイホー・ハイホー」を観客と歌い、会場を一層盛り上げてくれました。小学生の数名が、顧問の先生へ「とっても良かったって伝えてください。」と言っている姿は心が温まりました。
 最後は役者と顧問を合わせた記念撮影です。一人ひとりの笑顔には、やりきった達成感が表れていたように思います。演じる方も、観ている方も楽しめるミュージカルをまたいつかやりたいね!とお互いに言い合っていました。
 音楽部のみなさん、素敵な発表をありがとうございました。  
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