中学部交流会(青島酒店管理学院)

 中学部が、「青島酒店管理学院」という日本語を学んでいる短大生との交流会を行いました。
 この学校で日本語を教えていらっしゃる日本人の先生と、以前に「両校が交流できたら、きっと充実したものになりますね。」と話をしていたことから、この交流会が実現しました。
 まずは、体育館に全員が集まって開会式を行いました。中学部3年生の生徒が進行をしましたが、管理学院の学生25名+本校中学部25名の計50名を前にしてだったので、若干緊張気味でした。
 次に校長先生からのあいさつです。校長先生は中国語で相手校の学生達にあいさつをしていました。相手校の学生さんからは、「はい」、「わかりました」など日本語で反応が返ってきていました。
 次に、両校の学校紹介がありました。青島日本人学校は海外でも日本と同じ教育を受けることができる。や、縦割り昼食などもあり、小中が仲が良い。などを、中学部3年生の生徒が説明しました。
 酒店管理学院の方からは、学校に長い歴史があること、たくさんの学科があること、今回の交流が充実したものになるように祈っていることなどが、とても上手な日本語で説明されました。
 開会式の最後は、中学部の太鼓演奏を披露しました。まだ全員ができるわけではないので、代表者のみで演奏しましたが、とても迫力のある演奏ができました。演奏できなかったこどもたちも、「自分もあんな迫力ある演奏がしたい」と今後の練習への熱意を表していました。
 開会式の後は、両校5人ずつで5つのグループに分かれ、自己紹介&交流タイム!
 順番に、中国で好きな食べ物や、日本のおすすめ料理、趣味などを話しました。
 自己紹介後は、1対1で交流をしました。自己紹介で気になったことを詳しく聞いたり、お互いに質問したりしていました。
 途中からは、自分の好きなアイドルの写真を見せながら話をしたり、黒板を使って字を書きながら交流するなど、お互い何とか相手に伝えようと工夫している姿が印象的でした。
 はじめは緊張気味だった顔も、最後には笑顔で色々な話ができるようになっていました。
 写真のように、仲良くカメラに向かってポーズをとる余裕まで出てきました。
 交流の続きとして、全員で体育館に移動し、日本の昔遊びなどをしました。写真はけん玉をしている様子で、意外に上手に皿に玉を乗せる学生もいて、生徒の方がビックリしていました。
 開会式で披露した太鼓も体験してもらいました。和太鼓をたたくのも初めてだったので、すごい人数が集まって太鼓をたたいていました。
 こちらの写真は、折り紙をしているところです。定番のツル、やっこさんだけでなく、難しいひまわりなどにもとても興味津々で取り組んでいました。できた作品はお土産として持って帰ってもらえるので、こちらもなかなか盛況でした。
 しかし、一番人気だったのは・・・羽子板!バドミントンなどで慣れているためか、みんなとても上手でした。急きょ日中対抗や、日中混合ダブルスなど、熱い体育館のなかで、汗と笑顔があふれていました。
 最後の閉会式では、両校の代表者が本日の感想を話しました。
 日本人学校の中学部3年生からは、「交流するためには、相手の国の言葉を学ぶこともとても大切なことだと、改めて感じた」という感想がありました。
 相手校の代表者からは、「今日はとても楽しく充実していた。今回だけでなく、これからも、このような交流を続けていきたい」という感想がありました。
 相手校の学生さんから、生徒達に一人一人プレゼントを頂きました。学生の方がそれぞれ自分で選んできたものだそうです。中味はどんなものだったのでしょう?
 全員で記念写真を撮りました。終わってみると、あっという間の2時間でした。
 玄関で、学生達のバスの見送りをしました。両校ともに、最後は最高の笑顔で別れを飾りました。この交流を通して、お互いがきっと成長できたことと思います。貴重な経験ができて本当に良かったですね!