第8回 運動会

 今日は、待ちに待った運動会です!秋晴れの最高の天気の中、「日本へ届け!我らの元気!!」のスローガンのもと、第8回青島日本人学校運動会が始まりました。 
 運動会の最初を飾るのは小学部4年生による太鼓演奏です。力強い鼓動が響きました。HEROESたちの一糸乱れぬ動きが、みんなの「やるぞ」という気持ちを高めました。
 続いて全校児童生徒が入場行進を行いました。写真は小学1年生です。とっても立派に行進できました。
 開会式では、まず校長先生から話がありました。あきらめないことが大切です。というお話がありました。
 保護者会を代表して保護者会長の前嶋様からごあいさつがありました。日本では震災で運動会ができなかったところもあるので、今日運動会ができる喜びを感じながら競技してほしいというお話がありました。
 来賓の方々を代表し、学校運営理事長の大谷様からごあいさつがありました。過去最大人数で取り組める運動会がすばらしいものになるはずであるとのお話がありました。
 1年生の代表3名が、運動会にかける意気込みを発表しました。練習の成果をはっきして、とても上手に言えました。それぞれの気持ちが良く出ていました。
 中学3年生が選手宣誓を行いました。復興で頑張っている日本へ覇気と元気を届けたいという熱い意気込みが伝わる宣誓でした。
 準備体操では、5年生が指揮をしました。他の人と反対の動きをするが難しかったので、みんなで何回も練習しました。練習の成果もあり、立派に体操の指揮ができました。
 中学2年生から、競技上の注意がありました。
 開会式が終わった後は、今年度から初めてとなる中学部による応援です。小学生の応援とはひと味違った覇気のある応援でした。指先向きや足がつりそうなくらい腰を落とすなど、細かいところまでビシッと決めることができました!
 続いては、小学部5年生による太鼓演奏です。なかなかリズムが揃わなかったため、休み時間も練習をがんばってきました。だんだんと速くなる太鼓のリズムも、みんなできちんと合わせていて、5年生のチームワークのよさが出ていました。
 同じく6年生による太鼓演奏が続きます。人数が15人なので太鼓の置き方や並べ方、たたき方など何度も何度も練習してきました。
 いよいよ、競技が始まります。最初は小学部1・2年生による徒競走です。
名前を呼ばれて、元気にへんじやポーズを決めることができました。まっすぐ走ればはやいのですが、どうだったのかな?
 続いて3・4年生の徒競走です。約70mを駆け抜けました。一生懸命走った3年生。そして、力強い走りをした4年生。選手紹介の時のポーズもビシッ!
 5・6年生の徒競走はグランドを1周します。5・6年生になるとスピードが違います。接戦も多く見所満載の徒競走でした。
 中学部の徒競走は、クラウチングスタートです。男子が5名しかいないので、男子と女子が一緒に走ることもありましたが、女子も負けていませんでした。
 徒競走で全員が走った後は、小学部1・2年生による紅白玉入れです。練習では一度も勝てなかった赤組が勝ちました。前日の特訓の成果かもしれません。白組は、「勝手兜の緒をしめよ。」を6・7・8歳で身をもって知ることになりました。
 次は小学部3・4年生による「Bamboo Bomb」。「先に風船を5つ割ったほうの勝ちぃ~。」約1ヶ月の練習で、みんな上手に竹馬を乗れるようになりました。みんなの自信となる楽しい競争でした。
 5・6年生は午前と午後の2種目を「チンタオ秋の陣」として、まずは棒引きをしました。赤、白組とも譲らず、引き分けでした。決着は午後のチンタオの秋の陣・其の弐に持ち越されました。
 中学部の種目は、「鳳凰達の戦い」。簡単に言えば、障害物借り人競争です。カードの条件に合う人とペアを組んで障害をくぐり抜けます。「怖い先生」、「二日酔いの人」、「新婚旅行がハワイの人」などなど、見ている人も楽しくなるお題がたくさんでした。
 ここで、未来の青島日本人学校児童である未就学児による宝ひろいが行われました。「位置について、ヨーイドン!!」合図と共にかわいく全力で走ってくれました。宝物の中身はなんだったのかなー?小学生からは「うらやましいなー。」の声が・・・。
 小学部1・2年生による「だるまさんがころんだ!?」。練習ではどちらもいい勝負でしたが、本番は、白の勝ちでした。だるまが前を向いたり後ろを向いたりと、かわいらしいレースでした。
 午前の最後を締めるのは、中学部による太鼓演奏です。鋲打ち太鼓、締太鼓、巨太鼓3つのパートに別れ、それぞれのソロや合わせ打ちなど、見ている人全てに感動を与えるような演奏でした。
 昼食の時間です。天気もよく、気温も高かったので外で食べるお弁当はとっても気持ちよく、いつもの何倍もおいしかったのではないでしょうか。
 午後のスタートは、小学生による「応援合戦」です。赤白共に、最初から最後まで自分たちで考えた応援です。バクテンや後転での入場!楽しい替え歌もまじえて、元気いっぱいみんなに気合を入れることができました。
 赤組の応援は、コサックダンス風の動きもあって、応援団がとってもよくがんばっている印象を受けました。
 保護者による綱引きです。保護者の唯一の出番とあって、各チームとも40名く以上の保護者が参加し、全力で引きました。2戦して赤白ともに1勝ずつで、勝負は3本目に・・・。僅差で赤組の勝ちとなりました。見ている子供たちも、応援にかなり力が入っていました。
 全校児童・生徒による表演「八木節」です。発達段階の違う子ども達を一緒に演技させるのは容易ではありませんが、みな一生懸命に練習して、青島日本人学校の団結力を見せる演技になったと思います。小学部は6月から練習を始め、1日一つずつの動きを覚えました。中学部はさすがに覚えるのが早く、小学生より多くの動きを3時間で覚えました。苗棒を手にしてからのからの練習は、より気合いが入りました。
 今年も組み体操をやりました。ブリッジ、サボテン+倒立、ピラミッド、三段タワーとだんだん難易度を高くしていきました。練習では崩れたことも何度もありましたが、今日は全員がしっかりとできました。
 小3・4年生による「青島NARUTO」。運動会では定番のうずしおレースです。第一レース・第二レースを行い、結果は引き分けでした。赤白ともに協力して競技することができました。
 5・6年生の「秋の陣~其の二~」。騎馬戦です。其の一で引き分けだった分、気合の入った両組。白組が勝利をおさめました。が、練習を通しても初めて勝つ事ができた騎馬もあり盛り上がりました。
 中学部による「十二人十三脚」。すり傷、ねんざ、打ち身などなど今日を迎えるまでにかなり苦労をしてきた種目です。練習では6秒を切ることができなかった両チームですが、みんなが見ている前ではビシッと5秒台を出してきました。白有利で進んだ最終レース、赤が0.02秒上回っての逆転勝利。会場の盛り上がりもすごかったです。
 最後は毎年恒例の「全校リレーです」。小学部4年生までは半周、小5以上は1周走り、各チームのべ30名がバトンをつないでいきます。人数がだんだんと増えてきた本校で全校リレーができるのも、もしかしたら今年までかもしれません。
 赤と白はアンカーまで勝負がもつれ、写真のようにゴールも僅差でした。全員がとってもがんばったリレーでした。
 閉会式。最終結果が発表されました。
 今年は
白組の優勝となりました!
 白組団長は、優勝できた喜びと、スローガン通り、がんばることができた運動会だったということを大きな声で心をこめて、元気に伝えました。おめでとう白組!
 赤組団長は、勝つことしか考えていなかった。負けたことに悔いはない!でもやっぱり・・・・悔しい。本当に一生懸命がんばったことが心から伝わりました。赤組もよくがんばったぞ!普段は明るい団長の涙には、みんながうるっときていました。
 赤組の集合写真です。残念ながら優勝はできなかったものの、みんな精一杯がんばったので、素敵な笑顔で写真をとることができました。
 白組の集合写真です。
 こんなにも頑張った運動会。きっとスローガンの通り、青島日本人学校のみんなの元気がきっと日本まで届いたはずです!