道徳授業参観

 今日は、道徳授業参観日でした。全学年で道徳の授業を参観していただきました。
 5年生は、「同じ空の下で」という教材を使い、世界の子ども達のことについて考えました。言葉や文化は違うけど、嬉しいときは笑い、悲しい時は泣き、宝物を持っているなど、世界中の子ども達には共有するところがあります。しかし、世界には学校に行けない子ども、餓えに苦しんでいる子どもがいます。そのような子ども達が笑顔になるためには、今の自分は何ができるかを真剣に考えていました。
 6年生は、「相手の気持ちを考えて話そう」をテーマに学習しました。「相手の気持ちを大切にして話をするには、どんな話し方をすればよいか?」を考え、ロールプレイを通して、お互いに感じたことを伝え合いました。思ったことをストーレートに伝えるのではなく、カーブのような変化球を挟んで伝えることが大切。という児童の意見に、「なるほど!」とみんな頷いた授業でした。
 中学1年生は、『全校一をめざして』という資料を読み、集団での中の自分の役割について考えました。人間誰しも何らかの集団に属しています。その中で、自分の勝手な思いや考えだけで物事を進めることなく、責任をもって与えられた役割を担っていくことは大変重要なことです。 今日の授業を通して、これからの学級での役割、係や委員会での役割について考えてもらえたらと思います。 
 中学2年生は、携帯電話でのメールによるトラブルを題材として話し合いをしました。普段の生活でもよく使うメールも、相手の都合や気持ちを考えないと大変なトラブルになることを話し合いの中で気づいていきました。
 日本でも携帯電話でのトラブルも多いので、情報モラルを身につけることも大切ですが、何よりも相手のことを考える思いやりの心をこれからも育てていってほしいと思います。。
 中学3年生は、『ぼくにもこんなに「よいところ」がある』という教材で自分を見つめ直しました。自分が思う自分、人から思われる自分、見方は色々ですが前向きに物事をとらえていこうといった内容です。
 受験を控えた3年生、自分のいいところを自信を持って言える人間になってほしいと思います。
 行間休みには、校長先生からの講話がありました。「子どもの人生を豊かにするために」というテーマで、校長先生の経験を元に11のポイントを保護者の方々へ伝えていました。校長先生が一番強調していたことは、「家庭での学習習慣を身につけること」です。机に向かうことが苦痛だった先生は、大好きな日本史を勉強することをきっかけにこの習慣を身につけられたそうです。小学校低学年は1日30分、中学年は40分、高学年は60分、中学生は3時間、受験生は休みの日は8時間机に向かうことを目指しましょう!と力強くお話されていました。
 1年生は「まんまるおにぎり」という資料を使って、家族愛について学びました。1年生では、家の手伝いなどを積極的に行って、家族の一員として役に立つ喜びを実感できるように指導していきます。授業中の興味深い意見は、「家族のためにおにぎりをつくってあげたら、どうしてほしいか。」という質問に対して、「お金がほしい。」という意見が出たことです。「ありがとうと喜んだり、お礼を言われたりしなくても、お金だけもらえればいい?」と聞いたら、「それだと、いやだ。」という答えが返ってきました。家族が与えてくれる無償の愛にも気づかせたい、と感じました。
 2年生は、「おれたものさし」という資料で学習をしました。内容は、自分が折ってしまったものさしを友達に押しつけ、友達の責任にする。それを見ていた主人公が、ものさしを折った本人に突き返すというものです。
 今回は役割演技を取り入れました。それぞれが役になりきって、登場人物の気持ちを考えることができました。
 3年生は、「みんなのわき水」という資料を学習しました。学校の係や家のお手伝いではありませんが、落ち葉で汚れたみんなが使うわき水を主人公二人が掃除するというものです。
 二人の行為に、3年生は「みんなが気持ちよく生活できるために自分にできること」を考えることができました。ぜひ、発表した内容が日常生活の中で実行できているか様子を見守っていただきたきたいと思います。
 4年生は、森のネムネムおじさん」という資料を読みながら学習しました。まずはアンケートの結果をふりかえって自分の生活をふりかえりました。「すすんで宿題しているかな」「自分で朝起きれているかな」そんなことを話し合います。森のネムネムおじさんは、どんなことを私たちに教えてくれているのでしょうか?「自分のことは自分でする」「自分でするとなんでも気持ちがいい」そんな前向きな考えが発表されました。
 本日、道徳参観日に来校くださった方、誠にありがとうございました。