小学部 上清路小学校(現地校)との交流会

 登校後、小学部の児童はスクールバスに乗り込み、交流のある上清路小学校に向かいました。今日は低学年、中学年、高学年に分かれ、上清路小学校の児童と一緒に授業を受けることになっています。中国の小学校ではどんな授業が行われているのか、またどんな児童がいるのか、興味と少しの不安を抱きながら校門をくぐり、校舎に向かいました。
 低学年は、音楽と体育の授業を体験しました。音楽の授業では、上清路小学校の児童たちと中国語の歌を楽器や手拍子を使って合唱、合奏しました。体育の授業では、先生の指示に従って各ゲームを行いました。言葉が通じなくても、お互いに楽しい交流ができました。休み時間は、全校児童が行う中国式の体操も体験し、日本人学校の朝トレーニングで行っていた日本式のラジオ体操との違いに児童たちは驚いていた様子でした。 
 中学年は、英語と美術の授業に参加しました。今日の美術のテーマは「墨でパンダを描く」です。まずは先生のお手本を見て、その後自分で挑戦しましたが、墨で絵を描くのはほとんどの児童が初めての体験で、なかなか上手く描けません。中国の友達が分からないときには教えてくれ、上手くいかないときには手伝ってくれたので、全員が作品を完成させることができました。言葉は分からなくても、絵を描くことを通して交流を深めることができました。 
 高学年は、算数とパソコンを使った授業を体験しました。パソコンを使った授業では、現在青島で開かれている「青島世界園芸博覧会」を題材に、サイトにアクセスしたり、先生の指示を聞いて音楽や画像を見つけ出して鑑賞したりしました。言葉は通じなくても、子供たちは現地校の児童と身振り手振りでコミュニケーションを取って仲良く活動することができました。教室の前に出て、お互いに協力して発表する場面も見られました。 
 上清路小学校の児童たちと一緒に授業を受けた後には、両校の児童が会して交流会が開かれました。その席で子供たちは、青島日本人学校の校歌を披露しました。上清路小学校の児童数の多さに負けることなく、元気一杯に歌うことができました。 
 その後、お互いの小学校からそれぞれプレゼントを贈り合いました。青島日本人学校からは、全校で作成した“ちぎり絵”を贈りました。そこには両校の校章が飾られており、今後も、さらなる友好関係を築いていきたいとの想いが込められています。
 いよいよお別れの時間になりました。校舎の出口では、上清路小学校の児童が、交流会で披露してくれた中国の伝統舞踊の衣装まま、お見送りをしてくれました。今後も両校の友好関係が続き、いずれは日中間の交流の架け橋になるような人材が、青島日本人学校からも生まれることを願ってやみません。
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