中学部2年生 修学旅行

 今日から、中学部2年生の修学旅行です。青島空港に6時に到着し、出発式を行いました。4日間、中国の歴史について学習し、さらに友達との友情を深めてきます。
 修学旅行最初のご飯です。大雁塔そばにあるホテルで昼食をとりました。朝食が早かったので、みんな空腹気味でした。ちょっと欲張って好きな料理を多めに取ってし まうこともありましたが、楽しく、美味しく頂くことができました。
 西安最初の見学地は、大雁塔です。先日、ユネスコにより、シルクロード関連の一つとして世界遺産に登録されました。三蔵法師のことについて、熱心に説明を聞きました。
 陝西省歴史博物館では、西安周辺の有史以降の歴史について見学しました。今回の修学旅行の見学地の要点を知ることができました。兵馬俑等は、明日の楽しみにするために、詳しいことは教えてもらいませんでした。
 今日最後の見学場所は、青竜寺です。空海が遣唐使として仏教の勉強に来た寺院です。そのため、四国八十八カ所巡りの零番御朱印所でもあります。記念の零番御朱印と、記帳をしてきました。
 二日目の朝です。朝の集い終了後にホテル内でバイキングの朝食です。今日一日のエネルギーをしっかりと取ることができました。レストランのテレビでは、ついさっきまでやっていたワールドカップの日本戦のハイライトをやっていたので、それを見ながら食事をしました。
 今日最初の見学地は、興慶宮公園です。踊りやバンドなど、地元の人々の憩いの広場の中に、阿倍仲麻呂の記念碑がありました。遣唐使として過ごした二十年間、その最後の別れを惜しんで李白が歌った詩が刻まれていました。当時の日中友好の記念碑でした。
 半坡博物館は、約六千年前の遺跡です。西安というと、唐や秦の時代のイメージがありますが、旧石器時代や新石器時代の遺跡も多く出土されています。埋葬の方法など特徴的な遺跡にみんな興味津々でした。
 これから兵馬俑博物館へ移動します。一時間の移動時間なので、バスの中でレクリエーションをしました。絵心コンテストでは、面白い絵が見られ、最下位の人は罰ゲームをすることになりました。 
 ついに、兵馬俑博物館に着きました。二千年以上前の偉業に圧倒されつつも、様々な技術や工夫について学びました。午前はとりあえず一号坑のみ、見学しました。
 昼食は、兵馬俑博物館内のレストランでとりました。となりの山西省名物の刀削面を食べました。このあと、二号坑、三号坑を見学します。
 
 昼食後も兵馬俑博物館を見学しました。出土された兵俑などの特徴を細かく教えてもらいました。ギャラリーショップにある兵俑の格好の真似をして写真を撮って楽しみました。 
 秦陵地宮展示館では、未だ発掘されていない秦始皇帝陵の地下の様子が再現されていました。地下の様子は、司馬遷の史記に書かれているのみで、墓職人はすべて口止めのために始皇帝陵に生き埋めにされたそうです。展示館内は撮影禁止のため、外で記念撮影しました。
 華清池は、楊貴妃も利用した温泉です。今も温泉が出ていました。美人が愛した温泉です。きれいになるかもしれませんが、入ることはできませんでした。手で触ってみると、手がすべすべになりました。この後の活動の様子は、明日お知らせします。
 今日の夕食は、この後鑑賞する大唐歌舞の会場である陝西省歌舞劇院でとりました。まわりのテーブルには、欧米人がたくさんいて、ここ西安が中国一の観光地であることを実感しました。
 夕食後すぐにステージで演目が始まりました。中国の京劇は歌舞伎、唐歌舞は宝塚に例えられるように、華やかな歌と踊りで構成されていました。生徒たちもあまりの華やかさに、見とれていました。
 唐歌舞を鑑賞しホテルに戻ってきました。今日は、帰りが遅いのでホテルのロビーでそのまま夕べの集いをしました。明日の予定だった興慶宮公園を今日まわったので、明日の朝は予定より一時間遅い出発にしました。これから入浴などをして11時就寝ですので、遅くなってちょうどよかったようです。
 3日目の朝です。修学旅行中はすべて同じホテルに宿泊しているので、昨日と同じ朝食バイキングです。今日は、城壁サイクリングもあるのでしっかりと栄養をとらなければなりません。さて、今日はどんな一日になることでしょう?
 城壁に到着しました。この城壁は明の時代に作られたものです。高さ12mもあり、4つの門にこのような建物があります。昔は、ここで侵略者から町を守っていたことを想像してみました。
 
 今日の午前中は、城壁サイクリングです。これから、二人乗り2台、一人乗り3台で約14㎞の城壁を一周します。まだみんな元気ですが、1時間半後は元気でしょうか?
 
 昼食は、回民街で自分たちでお店を選びました。ガイドさんのお勧めの麺などを食べました。昼食の後は、回民街でおみやげを購入しました。当然、自分たちで値切り交渉もしました。 
 回民街散策の後は、清真大寺に行きました。回民街の中にあるイスラム教徒のモスクです。しかし、一般的なモスクと違い、中国の寺のような作りになっていました。滅多にみることのない宗教の施設を見ることが出来ました。  
 西安の中心にある、鐘楼に上りました。鐘楼は、昔の時刻を知らせる鐘を鳴らす建物です。西安のちょうど真ん中にあるので、四方に大通りが延びていました。子供たちの後ろにあるのが、南門です。 
 碑林に移動しました。碑林は銘文・経典などが刻まれた石碑が林のようにあることから、そのように呼ばれているそうです。昔の人たちが、どのように文献を伝えていたかが分かりました。また、いろいろな書体の字を見ることもできました。 
 今日の夕食は西安で一番有名な餃子宴です。このお店では約400種類の餃子があるそうで、その中の一部でしたが、様々な種類の餃子が出てきました。修学旅行最後の夕飯を満喫しました。 
 夕食後は、初日に行った大雁塔の広場に行きました。西広場には、アーケード一面がスクリーンになった所があり、座って上を見上げながら鑑賞しました。
 大雁塔北広場では、噴水ショーがありました。東洋一と言われるだけあり、ものすごい面積と高さの噴水でした。夜9時だというのに観光客もすごい人数でした。帰り際に噴水ショーを前に記念撮影をしました。   
 今日の夕べの集いでは、最後の夜の過ごし方や出発の準備について確認しました。あっという間に最終日になってしまうことに、みんな名残惜しそうでした。
 最終日の朝です。荷物をまとめロビーに集合しました。みんな名残惜しく、溜め息ばかりでした。出発にあたり3泊した部屋をチェックしましたが、きっちりと片付けができていました。「来たときよりも美しく」をしっかりと実践していました。 
 最終日の見学場所は1カ所です。漢陽陵博物館です。始皇帝陵とは違う埴輪が沢山あり、保存の仕方も近代的になっていました。この後、空港に移動します。 
 空港そばのホテルで昼食です。パイロットやCAが搭乗前に昼食を食べに来ていました。 
 現地ガイドさんと運転手さんとお別れした後、チェックインし、セキュリティーゲートを越えました。まもなく、搭乗します。(15;00現在)
待合室では、最後におみやげを購入したり、アイスを買ったりして時間を過ごしました。
 青島空港に到着しました。長いようで短かった修学旅行もいよいよ終わりに近づきました。中国の歴史、日本の歴史との関わり、そして5人で協力すること、友情を深めることができました。これからおうちの人へおみやげ話をし、この修学旅行で学んだことを学習や生活に生かしてくれることでしょう。 
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