小学部6年 研究授業

 今日の5時間目に、小学部6年生で国語の研究授業が行われました。宮沢賢治の物語、「やまなし」の単元を学習しました。普段とは違い、多くの先生方が参観している中での授業とあって、子ども達も最初は少し緊張気味でした。授業のめあては、物語に出てくる様々な語句を手がかりに、“十二月のかにの子ども達の心情を読み取ろう”というものでした。
 まず初めは、各自で読み取った内容をワークシートにまとめました。語句を手がかりに登場人物のかにの兄弟の心情を想像し、それを心情曲線に表しました。この後の学習のためにしっかりと自分の考えをまとめる大切な時間です。全員が前日に予習してきた内容をもとに、心情の移り変わりを考えてまとめることができました。
 “一人読み”の後は、グループを作り、読み取った内容を発表し合いました。登場人物の心情を、どの語句を根拠にどう読み取ったのか、なぜ心情曲線の傾きが違うのかなど、お互いに意見を交流しました。話し合う中で、一人では読み取ることができなかった新たな考えに気付くことができました。
 グループで様々な考えに触れた後に、全体の場で意見を交流しました。グループの話し合いで、考えが認められ自信を深めたり、新たな考えを知ったりしたことで、全体の場でも活発に挙手をして発表する児童の姿が見られました。
 十二月の場面のかにの子ども達の心情曲線を全体で確認した後は、前回学習した五月の場面と比較しました。どちらの場面も、それぞれ「かわせみ」「やまなし」が登場することで、心情が大きく変化すること、しかしその後の心情は対照的になっていることを確認することができました。
 放課後は、今日の授業について先生方で話し合いをしました。
授業について成果と課題について話し合い、疑問や改善策を出しました。課題については今後の授業で改善を図り、子ども達の読みの力の育成に役立てていきたいと思います。
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