第11回学習発表会

 はじめの言葉は、中学部3年生のみで構成から演技まで全て一人で行いました。発表内容を、小中合同での学習発表会だからこそ、一人の演技によって小さな子供でも楽しんでもらえるものは何かと2ヶ月考え、影絵の練習に取り組んできました。小学部の練習を「影」で見守っていた者たちがそれぞれ何だったのかは、みなさんの想像にお任せします。ただし、5年生で月と一緒になったのは、やはり○○○なのですかね?そして、スローガンである「あふれる笑顔、・・・ハーモニー」伝わりましたでしょうか。「影」の影響でプロジェクターの電源がきれているというトラブルも上手く乗り越えることができた中学部3年生に拍手です。
 素晴らしいオープニングの後、いよいよ各学年の演目が始まりました。そのトップを切ったのが、小学部6年生の和太鼓演奏でした。今日演奏した曲は、中学部から教わった青島日本人学校伝統の演奏曲「夏の海辺で」。その伝統曲を受け継ぎつつも、今回は“自分たちにしかできない演奏を”をテーマに、新たにアレンジを加えてお送りしました。子供たちはかなり緊張していたようですが、持てる力を精一杯発揮してくれました。ご覧頂いた皆様、いかがだったでしょうか?
「ぼうや〜よいこだ。ねんねしな」から始まった1年生の「おむすびころりん」。歌や鍵盤、踊りをまじえ、約20分の発表を行いました。1年生の堂々とした、元気いっぱいのセリフ回しや一生懸命歌う姿に、自分でシナリオを作った担任がウルウルと…大成功に終わった学習発表会でした。1年生にとっては、初めての学習発表会でしたが、一人一人の表現力はもちろんのこと、クラスとしても一回り成長することができました。多くの参観、ありがとうございました。
 小2の発表は、「大豆の七変化」という劇でした。一粒の大豆の種から、枝豆、大豆、そして、豆腐 、モヤシなどに変身する様子を演じました。合唱「レシチン」では、小2で考え練習してきた振り付けをつけながら歌い、大豆を炒る場面はクラス全員が協力し合い演じました。そして、実体験を元に学んできた大豆のことを劇の練習の中で何度も再確認しながら、今日の本番を成功させることができました。今日までの取り組みで大きく成長できたのではないかと思います。
 小学部3年生の劇は「半日村」です。半日しか日が当たらない村で育った一人の子どもが、自分で考えて行動し、やがて村全員の心を動かし、村の運命まで変えてしまうお話です。百人一首の発表や、ボディーパーカッション「サークルビート」などのアトラクションを織り交ぜながら、村人や村の子どもを生き生きと演じることができました。そして最後は、一番苦労した「Let it go」の合奏です。練習を通して、小学部3年生は、また大きく成長することができました。本番までご協力いただきました保護者のみなさま、本当にありがとうございました。
 例年運動会で披露していた「信州上田原合戦太鼓」を、今年は学習発表会で行いました。例年より人数が少ない上に未経験者が多かったのですが、本番では約2ヶ月半の練習の成果として力強い太鼓の響きを見に来てくださった方々に披露することができました。これからも中学部では、この素晴らしい太鼓演奏が引き継がれていくことでしょう。
 小学部4年生は「ビリーブ」という劇を行いました。1学期から考え初め,音楽で学ぶ合奏と『友情・勇気』をテーマに,見てくださる人たちに感動してもらえる劇を目指してきました。あらすじ作りから脚本作りと,みんなで何回も何回も意見を交わし創り上げてきました。2学期に入って演技の練習も,みんなで一つ一つ考えてきました。たくさん悩んだ分,たくさん苦労した分,すてきな劇になったのではないでしょうか。今回の取り組みで得たものは大きいと思います。本日は大きな声援,拍手,本当にありがとうございました。
 5年生の上演演目は『子どものニュースのお時間です』。劇では見ている人に楽しんでもらえるように、セリフの言い方や動きを工夫し、繰り返し練習しました。合奏曲『エル・クンバンチェロ』では、難しいリズムを何度も何度もみんなで合わせました。本番、緊張しながらも精一杯の演技ができ、自分たちの問いかけに観客席で手を挙げてもらえたり、おもしろい場面で楽しい笑い声が起きたりしたことが、とてもうれしかった5年生。一人ひとりが取り組んだ様々な工夫がギュッと詰まった素晴らしい発表でした。また、舞台発表だけでなく、各係の仕事にも責任を持って取り組むことができ、5年生の子どもたちの頑張る姿はとても感動的でした。
 いよいよ本番!少しの不安と大きな緊張を抱えながら演目に臨んだ6年生。国語と社会で学習したことをもとに劇を構成し、最後には音楽の要素を取り入れて合奏をするという、何とも盛りだくさんな内容でした。少ない人数ながらも、今日まで持ち前のチームワークの良さを発揮して練習に励んできました。今日の劇でもそれが発揮できていたように思います。本番前に小道具が壊れるなどのアクシデントもありましたが、それをものともせず小学部最後の学習発表会に全力を出し切ることができました。ご覧頂いた皆様の温かい声援、拍手、本当にありがとうございました。
 中学部は、自分たちも身近になってきたインターネットでのトラブルをテーマにした「ネット オモテ×ウラ 劇場」という劇をしました。ネットの楽しいことの裏に潜む危険との遭遇、対処、解決法などを登場人物の中学生が自分たちの力で解決していく物語です。構想から3ヶ月、台本作りのために、ネットのトラブルについて調べ、プレゼンテーション作り、演技練習をしてきました。これからは、この物語のようにネットのメリット・デメリットを考えながら、自分で上手に使いこなしてくれることでしょう。
 学習発表会最後の演目は全校児童・生徒による合唱『Tomorrow』です。小学部1〜3年生と中学部男子がアルトパート、小学部4〜6年生と中学部女子がソプラノパートを担当し、二部合唱をしました。ただ歌詞を覚えるだけではなく、ブレスや強弱など歌に表情をつけることに何度も何度も練習してきたせいか、本番では全校が1つになって、素晴らしい歌声で感動のハーモニーを奏でることができました。たくさんの拍手、本当にありがとうございました。
 全校合唱の後、生徒・児童を代表して小学部6年生が「終わりの言葉」を述べました。今日の本番だけでなく、今日までの練習の日々を思い出し、協力することの大切さや一つのものをみんなで創りあげていくことの喜びを言葉にして発表しました。青島日本人学校の全ての生徒・児童が、今回の学習発表会の経験を今後の学校生活にいかし、更に成長していってもらいたいと思います。
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