2分の1成人式

 3月8日に4年生は,『2分の1成人式』を行いました。たくさんの保護者の方の参加を得ることができ,お家の方へ感謝の気持ちと,10才の決意を伝えようという目標のもと,2部構成で準備をしてきました。「うまく自分たちの気持ちが伝わるかな?」と,とても緊張した面持ちでスタートをしました。
 第1部は,感謝の気持ちで一緒に楽しんでもらおうという願いから,30分間のレクリエーションを用意しました。はじめは4つのグループに分かれて,ジェスチャーしりとりです。子どもも大人も真剣に全身を使ってお題を伝えようとしていました。笑いあり,歓喜の声ありでとても盛り上がりを見せていました。
 後半は,5つのグループに分かれて作文ゲームをしました。5人が順番に回ってくる紙に「いつ,どこで,だれが,なにを,どのようにした」を書いていきます。最後まで,どんな文章になっているか分からない中,とんでもないことになることも・・・。選ぶ文章にセンスを感じながら,楽しんで作文をしていました。
 ほぼ予定通りに第1部を終え,第2部『2分1成人式』に入りました。ここからは真剣です。厳格な雰囲気の中,校長先生から2分の1成人証書を一人一人いただきました。落ち着いた歩き方,きびきびした礼,授与の動き,改めて10才の成長を感じました。良い緊張感の中,証書授与が進みました。
 次に,校長先生から祝辞をいただきました。人は少しずつひとり立ち,『自立』をすることを教えていただきました。『人』の漢字のつくり,意味から,お互いに支え合って生きていくことや,自立している個人同士だから支え合えるのだということを学び,これからの人生の道しるべとなるお話をいただきました。
 2分の1成人の誓いということで『10才の決意』を一人一人語りました。順番は当日まで知らず,前に出てくる幼少期の写真の順に語りました。自分がどんな大人になりたいのか,その夢を叶えるためにどんな仕事に就きたいのか,そしてどんな努力をしていくのかを一生懸命伝える姿を見ていると,10才ながらも考え,きちんと願いをもって生きていることに感動を覚えました。
 手紙交換をしました。子から親への感謝の手紙を読みました。お父さん,お母さんそれぞれに準備をしました。あふれる涙をぬぐいながら聞いてくださる保護者のみなさんの熱い気持ちに,教室がとても温かい空気に包まれていました。そのあとにはお家の方からも手紙を用意していただき,読んでもらいました。真剣に聞く子どもたちの姿が印象的でした。見ているものも感動する一場面でした。
 最後にこれからの思いを込めて『栄光の架橋』を歌いました。難しい歌ではありましたが,これからの人生を力強く歩んでいってくれると思える,思いの詰まった歌声でした。
 最後にみんなで記念写真を撮りました。一生忘れられない素敵な時間を作ることができました。準備してきた子どもたちに拍手を贈りたいです。また,参加してくださったみなさん,参加できずとも,お忙しい中手紙の準備などをして下さったみなさん,本当にありがとうございました。全員誰か1人でも欠けたらできないこの行事が,このような素敵な形で閉じることができたのはみなさんのおかげです。本当にありがとうございました。
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