第12回青島日本人学校運動会

 青島日本人学校全員が胸を張って入場しました。小学部低学年はかわいらしく、高学年は堂々と、中学部はみんなをリードするように、今日一日がんばろうという気持ちが伝わってきました。
 校長先生を始め、PTA会長様、学校運営理事長様からお話がありました。短い期間でしたがこれまでの一生懸命練習してきた成果を出しきり、最後まで精一杯がんばってくれるよう激励の言葉を頂きました。
 1年生の代表4名が、元気よく言葉を述べました。まずは、これまで、いろんなことを教えてもらって支えてきてくれた上級生に「ありがとう」を伝えました。その後は、自分ががんばりたいことを。そして、最後は、全校児童生徒の皆さんにも手伝ってもらって、皆で気合を入れました!緊張しながらも、堂々と述べることができて立派でした。
 約3週間、暑い日もみんなで励まし合い、失敗しても仲間を支え、繰り返し何度も練習に取り組んできました。これまでの失敗や苦しさをパワーにして、仲間とともに全身全霊で戦っていこうと、中学部団長の2人がぴったりと息を合わせて、力強く選手宣誓してくれました。
 日本人学校ナンバーワンスプリンターを決める徒競走。一人ひとり名前を呼ばれ、大きな返事で闘志を燃やします。その気持ちがぶつかり合い、それぞれのレースともに接戦となりました。

 1・2年の徒競走です。トラックを使って40mを走ります。一人一人コースが決まっていて,一位を目指して走る個人競技です。名前を呼ばれた時の大きな返事と,意気込みがかっこよくもかわいくもあり,とても会場が和みました。ですが,スタートをすれば真剣勝負そのもの。全員が全力で走り抜くことができました。

 3・4年生の徒競走は、100メートルを走ります。3年生にとっては、低学年のときよりも走る距離が増えましたが、みんな元気いっぱいゴールテープを駆け抜けることができました。4年生は3年生に経験の違いを見せ付けるような安定した走りを見せてくれました。保護者の方々が見守る中、練習の時よりも速く走ることができた子がたくさんいたようです。
 5・6年生は、100mを走りました。走る前には、気合の入った返事と一言を発し、一人ひとりが全速力で駆け抜けました。ゴールぎりぎりまで誰が一位か分からない白熱した戦いが繰り広げられました。高学年の力強い走り、堪能していただけたのではないでしょうか。
 振りやセリフがなかなかまとまらず、ときには口論になったり、やる気をなくしてしまったりと、完成まで山あり谷ありの道のりでした。朝や昼休みにみんなで集まり、アイデアを出して中学部全員で仕上げた応援は、日に日に完成度を増し、本番ではこれまでで最高の応援を披露することができました。
 大玉ころがしは、保護者のみなさん、来賓のみなさん、先生方が参加するPTA主催による競技です。大玉を二人で転がし、次のペアに渡します。今年からPTA種目も得点に入ることになり、大人はど根性を、子どもたちは応援をし、会場も大いに盛り上がりました。そして、今年大玉ころがしを制したのは赤組でした。
 PTAの方、競技に参加された皆様、熱く素晴らしい運動会になったかと思います。ご協力いただきありがとうございました。
 1〜4年生による表現は、今年も「ソーラン節」をテーマにしたものでした。しかし、2年続けて同じ演目をするのでは面白くないということで、昨年度の踊りをもとにアレンジを加えてお届けしました。元気な掛け声と、小さい体をめい一杯使った踊りは、見ている方々を釘付けにするものがあったと思います。踊った後、退場していく子ども達の「やりきった顔」が印象に残る演目となりました。この「持てる力を出し尽くした」という経験を、今後にもいかしていってもらいたいと思います。
 今年の進化形二人三脚は、二人三脚3組、3人4脚2組、全員でムカデ走をリレー形式で行いました。練習のときから、走力の白組、つなぎの赤組で競争し、練習ではいつも白組が勝っていました。そのため、弱点を克服するために、双方とも練習や作戦の検討を繰り返しました。本番では、どちらのチームもベストな状態を見せることができましたが、赤組が逃げ切り始めて白組に勝つことができました。
 5年生にとっては初めての、6年生は去年に続いての挑戦だったデカパンレース。二人の息をぴったり合わせながら様々な障害物をクリアしていきました。練習の時から、走順を考えたり、どちらがインコースを走るか考えたり、ボールの乗せ方を考えたりと、両チーム作戦を練って本日の競技に挑みました。
 だるまさんレースには、相手への気遣いが必要になります。「曲がるよ」、「もうすぐゴールだよ」相手を気遣い、相手の手を引っ張りながらの全力疾走でした。そして、だるまさん側は、相手を信じて走るしかありません。お互いの信頼関係、短い間によく培えたと思います。そして、なわとび。冬の体育で必須ですが、皆さん、上手に跳べました。最後に鉄棒。青島日本人学校には、逆上がりができる元気な児童達が多いのにびっくりされたのではないでしょうか。勝利チームは赤組でしたが、元気な児童達の姿を見せられたのではないかと思います。
 宝ひろいはゴール途中にあるお宝を手にして保護者の待つゴールまで駆け抜ける競技です。未就学のかわい途中にあるお宝をゲットして喜び勇んで保護者に見せる様子はとってもかわいらしかったです。さて、お宝は何だったのでしょうね。今日見る夢はがんばってゴールに飛び込んだ僕の、私の、あの勇姿でしょうか?
 小学部5、6年と中学部合同の競技「跳んで跳んで!」二種目の長縄に挑戦しました。一つ目は息を合わせてみんなで跳びました。二つ目は回っている縄を通り抜ける回数を競いました。結果は声を合わせて跳んでいた白組が勝ちました。
 昼の部のスタートを切ったのは応援合戦です。赤組、白組ともに、本番5分前には整列が終了し、緊張感のあるスタートでした。前半は白組がリードして迎え、「このまま行けば、白組の勝利は間違いない」と白組団長が言うと、赤組団長が「勝負は、逆転するから面白い」と切り返しました。各団のコール、応援歌に続き、両団あわせてのゴーゴーゴーでも両者ゆずらぬ応援合戦が繰り広げられました。
 今年は人工芝も新しくなり、その上に赤いカーペットを敷いた上での決戦となりました。色鮮やかな色彩の中熱戦の火蓋が切って落とされました。子ども達の応援団も熱い声援を送る中、結果は2勝1敗で赤組が勝利しました。しかし、なんと言っても素晴らしいのは、多くの保護者の皆さん、来賓の皆さんが参加してくださる素敵な雰囲気ではないでしょうか。
 3・4年生の『道を作ってレッツゴー!!』です。はじめは,みんなで列になって道を作り,みんなの背中を代表の子が渡っていきます。みんながラインを越えたらスタート位置に戻り,次は14人15脚です。どちらが早くゴールラインを越えるかの勝負でした。練習ではなかなかチームがまとまらず,苦労していましたが,昼休みにも練習を繰り返し,どちらのチームもすごく上手になりました。本番は僅差の名勝負となり,努力の結果が見事に表現されていました。今年は、赤の勝利でした。
 体育の授業や昼休みに練習した玉入れ。今年度は、赤組の勝利でした。どうしたら、より多く玉を入れられるかいろいろと試行錯誤した両チーム。1年生が玉を集めて、2年生が投げる…でも、1年生も投げたいんじゃない・・・投げた方が楽しいよ。あれこれ話して、みんなで投げることに。勝っても負けてもみんな楽しいほうがいいですよね。この伝統、来年度の運動会にもつなげてください。
 今年の組体操は、小学部5年生から中学部3年生計26人で作り上げました。人数が少なく、幅広い年齢層、3週間という短い練習期間といったハンデがありましたが、持ち前の集中力で4段ピラミッドや3段の塔、日中友好の願いを込めた橋を完成させました。すべての技をやり切った充実感あふれた児童生徒に、観客席から大きな拍手が送られました。
 PTAリレーは、今年できた新種目です。男性は、1人で半周を、女性は、2人で二人三脚を走ります。行う前は、人が集まってくれるか心配しましたが、保護者の皆さん、、理事の皆さん、そして、教員と、多くの方が参加してくださり、白熱したレースとなりました。大人たちが、一生懸命走る姿を見て、子どもたちの応援にも力が入っていました。日本人学校が一つになって取り組んだ心に残る競技となりました。参加してくれた皆様、ありがとうございました!
 最後の競技ということもあり、走る児童生徒も応援する保護者の皆様もとても力が入り、熱い戦いが繰り広げられました。小学部1年生から中学部3年生までが力を合わせてバトンを繋ぎ、全員が精一杯走り切りました。皆様の大きな声援、ありがとうございました。
 仕事のミスをなくし仕事の間と間も素早く行動する。これが係り会のめあてでした。このめあを目標に4人でがんばりました。成績発表は盛り上がったものにしたいと、ドラムやシンバルなども取り入れ練習してきました。結果は白組の連覇を赤組が阻むという劇的な結果を迎えました。係り一同間違いなく仕事を終えることができほっとしました。ご協力ありがとうございました。
優勝した赤組団長の言葉
 「僕は、勝ててとても嬉しいです。下級生は、僕たちが考えた応援を一生懸命覚えてくれて、完璧にしてくれてすごかったです。5、6年生の応援団のみんなは、僕が困った時や悩んでる時に支えてくれました。中学部の皆さんも、組体操や大縄の時に引っ張ってくれました。先生方も、時間やアドバイスをたくさんくれました。僕が赤組団長を果たせたのは、たくさんの皆さんの支えと協力のおかげだと思います。」
準優勝した白組団長の言葉
 「負けてとても悔しいです。だけど、チーム全員でしっかりと自分たちの力を出し、精一杯戦えたと思います。赤組がいたからこそ、僕たち白組も十分に力を出し切りました。チームが一つで戦うことができたことが、僕は一番良かったと思います。応援団員の皆さん、僕はあなたたちと応援ができて最高でした。白組の団長をやらせてもらって、ありがとうございました。」
 閉会式終了後、全校児童生徒で記念撮影をしました。運動会なので勝ち負けがつきましたが、どちらの組も今日の競技や係活動のがんばりをたたえあい、達成した喜びで笑顔いっぱいでした。
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