第12回 学習発表会

 中学部3年生より、「みなさんは夢がありますか?」と問いかけました。ここ、青島日本人学校では、大人になったらやりたいこと、かなえたい夢を胸に抱き、みんなで切磋琢磨して学習・生活しています。今日は、スローガン「みんなで一つに翼をひろげ届け感動」のもと、成長した姿をご覧いただきます。さぁ、学習発表会のスタートです!
 小学部6年生による和太鼓演奏は、「夏の海辺で」という曲です。この曲は青島日本人学校で代々受け継がれています。今年は2台の締太鼓と4台の鋲打ち太鼓を組み合わせ、リズムアレンジを加え、披露しました。練習で一番難しかったことは、1つ1つの細かな動作を全員で揃えることです。今日は6人全員が1つになり、迫力ある演奏ができました。応援してくださった皆様、本当にありがとうございました。
 1年生の演目は「おおきなかぶ」。国語で学習した内容にアレンジを加え、発表をしました。今朝は、「ドキドキしてる!」とテンションマックスの状態で登校してきた1年生。「大丈夫かな?」と心配しましたが、そのテンションのまま、本番では、大きな声で元気よく、1年生のかわいいところを存分に発揮することができました。終わった後の子どもたちの満足気な表情が印象的でした。この学習発表会を通して、一人ひとりがたくましくなったことはもちろんのこと、集団力もアップしたような気がします。本日は、多くの参観、そして、温かいお言葉をありがとうございました。
 2年生の劇は、日頃、嫌われがちな野菜たちを主人公にして、野菜のことが学べる劇に仕上げました。劇の練習を繰り返す際に、野菜の気持ちになって劇に臨めたのではないかと思います。劇で学んだこと、今後にも活かして、食べ物の好き嫌いなく、元気な学校生活を送っていきましょう。ちなみに、10月、そして11月の現在まで小2の児童達には、病欠がありません。風邪のひきやすい季節、それは素晴らしいことです。ご家庭でのご協力もあり、素晴らしい一日になりました。ありがとうございました。
 3年生は、社会科で学習したことを劇にして発表しました。学習したことをそのまま発表するのでは面白くないので、見る人が笑顔になるようなものを考え、今日まで練習してきました。学習発表会に向けて、子供たちは台詞を覚えたり、振り付けを考えたりと、とても意欲的に取り組むことができました。本番後も「やりきった!」「うまくできた!」という声が、子どもたちからたくさんたくさん出てきたことが担任として嬉しかったです。最後に、今日までご家庭で励ましの言葉をかけていただいたり、体調管理に気を配ってくださった保護者の皆様に感謝いたします。ありがとうございました。
 今年も、中学部の太鼓「信州上田原合戦太鼓」(中学部太鼓)を演奏しました。この曲には楽譜が無いため、毎年経験者から教えてもらいながら継承されてきました。曲のリズムはもちろんのこと、これまでの先輩方が大切にしてきた姿勢についても、今年もしっかりと気をつけて演奏しました。人数は少ないですが、迫力のある演奏を披露することができました。これで来年にしっかりと引き継ぐことができそうです。
 4年生はオリジナル劇『はぐるま』を発表しました。この劇は、自分たちの実体験をもとに、自分たちの手で台本づくりをし、練習を重ねてきました。この劇の内容と同じように、セリフ一つ、動き一つ、立ち位置一つ、みんなで意見を出しながら、もめながら劇を創り上げてきました。本番直前のリハーサルでは、緊張のあまりセリフを忘れたり、声が出なかったり、反省ばかりでした。しかし、前日までみんなで話し合い、劇を成功させようとがんばった結果、みんな満足のいく劇をやりきることができました。みなさん、楽しんでいただけたでしょうか?大きな拍手や声援、本当にありがとうございました。

 5年生は今まで学習してきた食料生産について発表しました。本日の劇を通して、食料生産に携わる方々の苦労や野菜や魚の栄養について知ってもらえたのではないでしょうか。5年生の子どもたちは、この日のために何度も話し合い、試行錯誤しながら表現方法を磨き、衣装のマントもミシンを使って縫い、たくさん準備してきました。本番、観客席を見て反応を楽しむ子、緊張して表情がこわばる子、いろいろでしたが、自分たちの力で作り上げた発表会は、とても満足のいくものとなったようです。多くの保護者の皆様に参観いただき、ありがとうございました。

 6年生は、「レ ミゼラブル」を上演しました。この内容に6年生が触れたのは、9月のことでした。それから1ヶ月以上、この作品と向き合いました。まず、声が小さければ内容が伝わらないと、仰向けに寝て発声練習し、ワークショップを行って演技とはリアルに見せることだということを学びました。最後の最後まで、修正に修正を重ねての本番でした。帰りの会で、実行委員の一人が、「間違ってしまったとか言っていたけれど、最高の演技だったと思う。」と述べていました。「みんなでやれば、できる。」という達成感を感じていた6年生でした。参観いただいた皆様、ありがとうございました。

 中学部は、7月に職場体験学習へ行ってきました。それぞれの生徒が職場体験を通して学んだことを3つ(「言葉遣い」「身だしなみ」「思いやりの心」)にまとめ、発表しました。台本完成までは長い道のりで、みんなでいろいろな意見を出し合い、何度も何度も書き直しました。ようやくできた台本。次は舞台練習。声の大きさや立ち振る舞いなど、お互いにアドバイスし合い、不安や緊張と戦いながらようやく今日の本番を迎えることができました。決して長い準備期間ではありませんでしたが、それでも生徒たちは何とかやり遂げたという達成感を味わえたと思います。ご参観いただいた皆さま、ありがとうございました。

 プログラムのラストを飾るのは、全校合唱です。曲は「翼をください」。小学部1・2・4・6年生が主旋律、そして小学部3・5年生と中学部が副旋律を担当し、二部合唱しました。素敵なハーモニーを奏で、スローガンである「みんなで一つに翼をひろげ届け感動」の想いを込め、大切に歌ってくれました。本当に最後の最後までたくさんの感動をありがとう。
保護者の皆様も本日はありがとうございました。
 6年生児童会長による、終わりの言葉です。各学年それぞれの個性的な演目に触れ、いろいろな学びがあったと述べました。また、自分自身が全力で出し切ったことに満足していると述べました。その達成感は、児童生徒一人ひとりにあったのではないでしょうか。観客の皆様からは、温かい拍手をいただきました。本日はありがとうございました。
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