中学部修学旅行

 おはようございます。ついに中学部修学旅行が始まりました。心配されていた天気もこれから回復に向かうようで一安心です。長時間の移動を経て、西安に向かいます。これから始まる4日間を想像してソワソワしている中学部のみんなです。それでは行ってきます。
 青島空港に着いて出発式です。中学部として初めての3学年合同の修学旅行です。上級生のリーダーシップが何よりも肝心です。出発式では校長先生から激励の言葉を頂きました。4日間多くのことを学んで成長して帰って来ます。
遅延もなく、無事に飛行機は出発できそうです。それでは2時間と少しのフライトを楽しみます。行ってきます!
 予定の時刻は大幅に過ぎましたが、無事に西安空港に到着しました。これから始まる西安での生活に興奮を抑えられません。西安空港では、お世話になるガイドさんと合流しました。4日間よろしくお願いします。
 西安に来て初めての昼食です。漢陽陵博物館の目の前のレストランです。青島のレストランの料理と味付けが明らかに違うように感じているようです。色々と感想を言いながら美味しく頂いてます。
 食事の後は、今日唯一の観光場所である漢陽陵に行きます。残念ながら、博物館の展示物の都合で中には入れませんでしたが、唐の皇帝のお墓に行くことができました。後ろの山が漢陵です。これから中に入ります。
 見学を終えバスでの移動です。飛行機での移動、漢陽陵での2時間の見学を終え、少しお疲れモードです。しかし、ガイドさんへの質問は続きます。気になることは、上級生を中心にガンガン質問しています。素晴らしいです。この後は、夕食に向かいます。
  ホテルに早く着くことができたので、先にチェックインしました。西安の城壁内にある綺麗なホテルです。お昼が遅くなったので、7時からホテル内のレストランで夕飯を食べます。今は束の間の寛ぎタイムです。
  今日のラストは、一日の反省を含む夜の集いを行いました。初めてになる中学部全体としての修学旅行、人数が多いからこそ他者のことを考えて行動しなければなりません。ここでの話し合いは集団で過ごすからこその大事な時間になっています。みんな真剣に受け止めてくれました。
  2日がスタートしました。みんな元気に起床し、朝食をとったあとホテルを出発しました。これから、西安観光の目玉の一つである兵馬俑博物館に行きます。果たしてどれ程の規模なのか、どのような文物に出会えるのか。楽しみなようで、みんなロビーで待ち時間に歓談していました。
  バスの中で朝の集いを行いました。しおり係は学習を担当しています。みんなで修学旅行を成功させるために、1年生も担当があります。今日の見所についての説明です。目白押しの1日なので目的が定まりますね。
  兵馬俑まではバスでの移動が長いのでレク係による楽しいレクが行われています。現在、イントロゲームが行われていますが、まさかの鼻歌によるイントロです。大盛り上がりでした。楽しい企画をありがとうございます。
  兵馬俑の前に通り道にある華清池に先に行きました。唐の第9代皇帝である玄宗皇帝と息子の妻でありながら自分の皇妃とした楊貴妃のために造った離宮が華清池です。他にもここは日中戦争時代に国民党と共産党が手を結ぶことになった西安事件の舞台でもあります。この見学地に様々な歴史が詰まっていることに、みんな感心していました。
  今から約2000年も前につくられたものが、このような形で良い保存状態で発見されたことは奇跡としか言いようがありません。それにしても、何て大きいのだろう…。観光客が非常に多く騒々しい中ですが、みんなは静かな興奮に包まれています。ガイドさんの話を真剣にメモしています。
 長い兵馬俑博物館の観光地のラストは秦始皇帝陵です。まだ何も発掘が始まっていない陵ですので、小高い山があるだけです。ここでは全体で写真を撮った後、学年ごとで写真を撮りました。写真は三年生の二人です。
 日本とのつながりを感じる興慶宮公園に来ました。ここには遣唐使として西安に来て、科挙に合格して唐の役人を務めた阿倍仲麻呂記念碑がある場所です。彼は、結局日本に戻ることができませんでしたが、望郷の念を持って詠んだ「天の原 ふりさけ見れば 春日なる 三笠の山に 出でし月かも」の句はあまりにも有名です。
 阿部仲麻呂記念碑前で驚きの出会いがありました。深セン日本人学校の六年生の修学旅行生と会いました。時間差で北京の大学に通う日本人留学生とも出会いました。きっと阿部仲麻呂もこんなに日本人が訪れてびっくりしていることでしょう。時代が違っても、私たちも中国で色々と学んでいます。
 本日の夕食は唐歌舞のシアターが併設されているレストランです。食事のあいさつはレク係が担当しています。元気なあいさつから始まり、食事が始まりました。陝西省の名物料理がズラリと並びます。陝西省は酸っぱい料理と辛い料理の中くらいの味だそうです。
 本日の夜の集いです。今日は1日とても長かったので、みんな疲れている表情をしています。それでも、今日に回った見学地は一生心に残る場所になったことでしょう。明日から修学旅行も後半戦になります。今日はゆっくり休んでください。
 3日目の朝がやってきました。昨日の疲れからぐっすりと眠れたようで、みんな元気です。青島にいるときは雨の予報でしたが、ずっと晴れています。城壁サイクリングを行う日になっているので最高の日になりましたね。今日も、みんなのはじける笑顔が楽しみです。
 3日目最初の見学地はシルクロード出発門です。ここから遙かローマを目指して当時の人々は旅を始めたのですね。重厚感があり、これぞ西安という雰囲気です。
 もしかしたら、一番楽しみにしていた城壁サイクリングの時間がやってきました。事前に決めた2人乗りか1人乗りの自転車でサイクリングです。城壁は半周7kmもあります。最高気温36度の炎天下の中、時間をかけて全員がゴールしました。達成感に満ちあふれた姿でした。
 次の目的地である高家大院では影絵を観賞しました。ドラと太鼓に合わせてユーモアたっぷりなお話なようです。中国語が話せる子も方言が強くて難しかったようですが、楽しそうに見ていました。
 影絵の後は高家大院の中を回ります。ここは清の時代に科挙に第2位で受かった政府の高官の屋敷になります。さすがに唐の都だった時代の住居が残っている訳ではないので、住居としては昔の西安を感じさせてくれる場所となっています。
 西安で一番のお土産スポットである回民街にやってきました。今回はそれぞれの班に分かれて食事場所を探します。たくさん地元の人が並んでいる所に並んで美味しいものをゲットしている班がありました。楽しいひと時です。
 続いて陝西歴史博物館にやって来ました。ここは陝西省の博物館としてではなく、国レベルの博物館です。昨日の兵馬俑博物館と同じくらい人数が集まっています。様々な話をガイドさんから受け、かつての長安の時代の繁栄をイメージできました。
 昨日時間の都合で行けなかった青龍寺に来ました。真言宗を開いた空海が遣唐使と一緒に唐に渡り、西安で修行した場所が青龍寺です。恵果和尚に師事し、密教の教義を学んだそうです。約1200年前の日本とのつながり、不思議な縁を感じる見学地となりました。写真は1年生の集合写真です。
 本日の観光地の目玉である大雁塔に来ました。三蔵法師のモデルとなった玄奘がインドから持ち帰った経典を訳した場所です。これから大雁塔に登ります。そこそこ高く感じますね…。写真は二年生です。
 ひたすら登りました!見事、全員登りきりました!今はみんな達成感でいっぱいなようです。今日の観光地はこれで終わりです。これから西安の有名な餃子レストランに向かいます。西安の最期の夜です。
 夕食は徳発長という餃子のレストランです。西安に来たら必ず訪れたいとガイドブックでも紹介される所です。様々な種類の餃子を食べられて満足です。今日はよく体を動かしたので、すごい食べっぷりです。食事後はレストランの外の鐘楼がライトアップしていました。
 おはようございます。4日目です。最期の日を有終の美とするために、朝の集いを時間をかけて行いました。今日、みんなで青島に帰ります。思い出に残る1日を作ります。
 本日唯一の観光地、碑林博物館にやって来ました。かつては孔子廟でもあり、中国の博物館の001番として由緒正しい博物館です。名前の通り、様々な碑文があってガイドさんに訳してもらいながら当時の考え方に触れました。
 碑林博物館の観光が終わりました。これから空港近くのレストランに向かいます。西安市内の街並みを見るのもこれで最後です。バス内ではガイドさんへの最後の質問が続いています。
 食事が終わり、空港に着きました。無事荷物を預けた所でお世話になったガイドさんとお別れです。楽しいひと時をありがとうございました。また西安に来た時は、会いたいですね。
 空港内に入ってお土産を選びました。それぞれがお家の人やお世話になっている人の顔を思い浮かべながら購入していました。いよいよ青島に向けて出発です。
 ずいぶんと西安空港の飛行機内で待ちましたが、何とか無事に帰って来ました。これからバスに乗り込んでそれぞれの家庭へ向かいます。4日間中学部として修学旅行を過ごし、色々と経験できました。修学旅行で学んできたことを、これからの学校生活にいかしてがんばっていきます。JSQはこれで最終の投稿となります。4日間ありがとうございました!
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