学習発表会

 (はじめの言葉・和太鼓演奏)
 いよいよ始まった今年度の青島日本人学校学習発表会,スタートは6年生によるはじめの言葉,そして和太鼓演奏「秋色の空に」です。はじめの言葉では,平成から令和を迎えた今年,昨年迎えた青島日本人学校15周年のさらにその先へというメッセージを伝えました。また和太鼓演奏ではこれまでの練習の成果を生かし,体を大きく使って力強い音を奏でることができました。
 (おむすびころりん)
1年生は「おむすびころりん」の劇をしました。おむすびが転がる様子は,前転や側転で表現し,おじいさんをもてなすために「きらきら星」の演奏と「パプリカ」のダンスを披露しました。1年生の子どもたちは劇が大好きです。毎回,「楽しかったあ。」と言って,練習を終えていました。今日の本番でも,楽しく元気いっぱいに演技ができました。これからも,みんなで力を合わせて学校生活を送っていきます。
 
 (生きる)
  3年生は,理科の学習で育てたアオムシやホウセンカ・ヒマワリを主人公に,「生きていくために大切なことは何か」というテーマで劇をしました。お互いに仲良く,理解を深めることで,よりよく生きていくことができるということを伝えました。子どもたちには、今回の劇で学んだことをこれからの生活に活かし,よりよく生きていってほしいです。本日はありがとうございました。
 (ドラえもん ―変わりゆく地球―)
 5年生は「ドラえもん−変わりゆく地球−」と題して,宿泊体験学習で学んだ「食の大切さ」と,食品ロスが地球温暖化を引き起こす原因になってしまうという「環境問題」について発表しました。「地球温暖化はみんなの問題だからしっかり伝えたい」「SDGsを知ってもらう」という意気込みを本番前に話した子どもたち。舞台の上では,その思いを一人一人が伝えることができました。微力であっても無力ではない。この発表をきっかけに地球にやさしい生活について考え続け,実行していってほしいです。
 
 (中学部和太鼓演奏)
 
中学部は毎年伝統として引き継がれている「信州上田原合戦太鼓」を演奏しました。この日に向けて音楽の時間だけでなく,今年度からは部活の時間も使い練習を重ねてきました。昼休みに自主的に練習する姿も見られ,子どもたちは本番に向けて楽しみながら取り組んできました。見事本番は圧倒的な音の迫力と多彩な打法で,心奪われる演奏となりました。
 (はははのじょうしき)
 小学部2年生は,「はははのじょうしき」で歯についてのお話を演じました。小学校低学年ではえかわる歯。それは,私たちの幸せを支えてくれる大切な宝物です。劇を通して,演じた小2の子どもたちはもちろん,劇を見てくださった人達が歯について考え直すきっかけになり,歯を大切にしてくれればと思います。歯磨きという習慣を大切にしていきましょう。本日は,ご来校ありがとうございました。
 (浦島太郎2019)
 小学部4年生は,劇「浦 島太郎2019」を行いました。総合学習の時間に学んだ地球の環境問題をみんなにも知ってもらうため,浦島太郎を現代風にアレンジして発表を行いました。発表の文章,舞台の小道具や背景,演技も自分で協力して作り上げてきました。演技を終えたみんなの顔はやり遂げた満足感でいっぱいです。これからの総合の学習では,問題解決のためにみんなで力を合わせてがんばっていきたいと思います。
(「働くこと」や「夢」について考えよう〜6年生,学習発表会に向けて話し合う〜)
 6年生は総合的な学習の時間で学習しているキャリア(職業観・勤労観)や将来の夢について,プレゼンテーションソフトを使って発表を行いました。将来,自分達にとって大切な「働く」ということ。でも,働くことの何が大切なのかわからない…。この発表には,6年生が働くことについてときに楽しく,ときに真剣に考えたことがたくさん詰まっています。今回の一人一人の「メッセージ」が実現できるよう,残りの小学校生活も楽しく,真剣に取り組んでいきたいと思います。
 (History of Qingdao 〜青島と日本のつながり〜 中学部) 
 中学部は昨年度の修学旅行から「中国と日本のつながり」というテーマを追究しています。今年度は青島を舞台にして自分たちが住んでいる青島が日本と大きなつながりがあることを見出す学習を行いました。2泊3日の宿泊学習を通して学んだことを基にして自分たちが考えたことを紙芝居、歴史の冊子の作成,クイズ形式の劇,PR動画の作成と小学部の子どもたちにもわかりやすく楽しんで見てもらえるように,様々な演出を考えて盛りだくさんの内容となりました。台本や演出など,みんなで一から作り上げた発表会に生徒たちは大きな達成感を感じたようです。
 (全校合唱「U&I」)
 今年度の全校合唱曲は、2002年の日韓共催ワールドカップを記念して作られた曲です。原曲は一番が日本語、二番が韓国語による合唱曲ですが、今日は一番を日本語、二番を中国語で、そして盛り上がりの部分からは混声三部合唱で歌いました。この曲には、「世界中の友達が一つになって、喜びも悲しみも分かち合える世界になりますように」という願いが込められています。小学1年生から中学3年生までが心を一つにして、世界の平和を願いながら歌いました。会場には思いのこもった美しい歌声が響き渡りました。たくさんの拍手をありがとうございました。
 (終わりの言葉)
 最後は、中学部3年生が終わりの言葉を述べました。後輩と共に作り上げた中学部の劇や和太鼓演奏に達成感を感じると同時に、青島日本人学校で最後の学習発表会が終わったことを実感していたようでした。今日の学習発表会は、どの学年の児童生徒にとっても、達成感が得られ、充実した一日になったことでしょう。本日はお忙しい中、たくさんのご来賓、保護者の皆様にご覧いただき、ありがとうございました。
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