目次

■NEWS 〜大谷名誉会長、外務大臣表彰受賞〜
■在青島日本国総領事館からのおしらせ
日本人学校からのおしらせ
薩摩焼の大家、第15代・沈寿官先生の特別講演会
特集:「新体制をスタートして〜4部会長座談会〜」
■チンタオ友の輪 〜広げよう!楽しもう!チンタオ友の輪〜
■同好会Q&A 〜写真同好会〜
■県人会だより 〜青島なむなむ京都の会〜
■青島・老房子と日本人 〜忠の海と三日月浜〜
■会長はシェフ 〜番外編〜
■だーぐぅ爺のひとりごと 〜W杯を観戦しながら〜
■浮山情的書評 〜故郷忘じがたく候〜
■チンタオ情報あれこれ
■イベントカレンダー

 

 

 

NEWS

 

速報! 大谷名誉会長、外務大臣表彰受賞

 
8月2日、青島シャングリラホテルにて大谷吉治日本人会名誉会長への外務大臣表彰・
表彰式が行われました。
6年間の青島日本人会会長職を含め約20年の長きに渡り、威海、青島にて日本人の生活条件の向上と日中友好関係に熱意を注いできた大谷名誉会長の活動結果が報われるこの表彰は、私たち在青島邦人全体にとってもうれしいニュース。
受賞した大谷会長は、「今回の外務大臣表彰という名誉は、これまでやってきたことが評価されたということで素直に感謝しています。ことに授賞式で、日本人学校の建設にご助力頂いた斉藤初代総領事より表彰状と副賞を受け、感謝しております。これからも皆さんのお力を借りながら、日本人学校を中心に、住みやすい日本人社会の発展に尽くしていきたいと思っています。相変わらぬご支援、ご鞭撻をお願い申し上げます。」と喜びを語りました。

  


 

 

20周年記念!青島日本人会大運動会開催のお知らせ


今年の設立20周年記念して、青島の秋空の下、青島日本人学校グランドにて青島日本人会大運動会を開催いたします。駐在員の皆様にとっては、日頃の運動不足やストレス発散の機会、また他の日本人の方との交流や子供たちとの交流の機会にしていただければと思います。
参加者には素敵な賞品が協賛各社からご提供される予定です。奮ってご参加下さい。

【日時】2010年9月18日(土)08:30〜14:45 
【場所】青島日本人学校運動場(青島市市北区同安路56号、警察学校の近く)
【参加資格】青島日本人会に所属する日本人及びその家族 
【申込み・お問合せ】日本人会ホームページ
           
                                     http//www.qingdaojs.org/qd-nihonjinkai/index.html

 

 

 

在青島日本国総領事館からのお知らせ

  〜平成22年度外務大臣表彰の決定について〜


今般、平成22年度外務大臣表彰に、当館管内(山東省)在住の「大谷吉治・青島日本人会名誉会長(青島在住)」及び「山ア宏・開業医(済南在住)」の2名が決定しました。外務大臣表彰は、我が国の諸外国との友好親善関係の増進に多大な貢献をされた団体、個人の功績を称え、活動の一層の理解と支持をお願いするものです。大谷名誉会長の功績及び表彰状伝達式の様子等については、巻頭特集をご覧ください。
山ア宏氏は、済南在住で今年103歳、戦前済南で現地応召され、終戦後も中国にとどまり、開業医として済南の方々に医療奉仕をされてきた功績が評価され、今般の受賞となったものです。山ア氏への表彰状伝達式は、8月3日、齊藤総領事が済南に出張して執り行われました。


〜領事出張サービス開催のお知らせ〜


9月、下記の日程にて潍坊市、済寧市、済南市において領事出張サービスを開催する予定です。
     9月7日(火)16:00〜17:30 済寧市
     9月8日(水)13:00〜15:00 済南市
     9月11日(土)13:00〜16:00 潍坊市
取扱い業務等、詳細は総領事館ホームページをご覧下さい。
                                           
http://www.qingdao.cn.emb-japan.go.jp

 

 

 

 

 青島日本人学校からのお知らせ

学校開放日のお知らせ

9月4日、青島日本人学校にて「学校開放日」を行います。学校開放日は、授業等の学校生活を保護者の方々だけでなく、一般の方々にも参観していただき、青島日本人学校に対する理解を深めていただきくこと目的とし、行うものです。この機会に保護者以外の一般の方々にもぜひお越しいただき、児童生徒が生き生きと過ごす学校生活の一端をご覧いただきたいと願っております。
【日時】9月4日(土)午前8時40分〜15時20分、日本人学校にて。
ご都合に応じて、途中だけの参加でも結構です。
当日の活動予定は当校ホームページをご参照下さい。    
http//www.qingdaojs.org/

 

小学部交流会〜

 6月24日に開校当初から毎年続いている「上清路小学校(現地校)との交流会」が行われました。お互いに太鼓や二胡,踊りの披露をしたあと,各学年ごとに分かれて,おはじきやぶんぶんごまづくり,ドッジボール,風船バレー,竹馬,一輪車,福笑いなどなど,工夫した交流が行われました。言葉はうまく通じない場面もありましたが,一緒に笑いあって楽しく活動しているうちにすっかりうちとけ,充実した交流をすることができました。

  

 

 

〜授業参観・七夕集会〜

 7月7日に授業参観が行われました。授業の様子や子ども達がこれまで学習してきた成果などを見ていただきました。また,七夕集会もあったので,その様子も見ていただきました。昼食のとき一緒に食べている縦割り班で願い事や飾り付けをした笹も飾っておきました。集会では,七夕の由来を劇やクイズで紹介したり,自分の書いた願い事を発表したりしました。最後には全員で元気にたなばたさまも歌うことができ,とても楽しい集会となりました。お父さん・お母さんたちが見ていたので,みんなとっても張り切って活動できた1日となりました。

   

 

 

 

 

ちんたお文庫休館日のお知らせ


7月22日〜8月21日まで、夏休みのために長期休館します。再開館日は8月26日(木)です。ちんたお文庫の最新情報、開館状況につきましては、日本人会ホームページにてご確認下さい。            http//www.qingdaojs.org/qd-nihonjinkai/index.html

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薩摩焼第15代沈寿官先生

特別講演会レポート 


 7月18日、シャングリラホテルにおいて、薩摩焼の大家(たいか)、第15代・沈寿官先生の特別講演会が行われました。 当日は80名近くの会員の皆様を前に、沈家のルーツ、薩摩焼の歴史、ご自身の体験など、ユーモアたっぷりに語っていただきました。 今回の講演は阿川生活文化会長のアレンジにより実現したものです。

沈寿官先生の家系のルーツは朝鮮半島にあります。慶長の役(1598年)の際、朝鮮に出兵した各地の大名は、朝鮮半島から多くの技術者を連れ帰りました。沈先生の家系も、そうした技術者のうち陶工として、薩摩島津家によって鹿児島の地に連れ帰られました。以来、500年あまり、沈家は、鹿児島の地で薩摩焼を芸術に高めてこられました。今回、青島に来訪された沈寿官先生は、その15代目にあたります。

昭和58年に早稲田大学を卒業された15代は、家業である沈寿官窯を継ぐべきかどうか、迷われたそうですが、「とりあえず10年から15年やってみて、合わないと思ったらやめていい。」という先代14代の言葉に従って、家業に従事されます。「今思えば、親父(14代)にうまく乗せられたような気がする。15年やったらもう40歳近くなる。それから別の道に進もうと思っても使い物にならない(笑)」と語る15代。
講演では、京都、イタリア、韓国での修業時代のお話も披露いただきました。特に印象に残ったのが、韓国での修業時代。某有名大学の面接を受けに行かれた際に、面接官の某有名教授から「500年間の日本のアカを洗い流してから出直してこい」と言われ、自分は、沈家は、何者なのだろう、と自らのアイデンティティに悩まれたそうです。15代は結局、その大学には行かず、民間のキムチの甕工場で過酷な修行をこなされたというエピソードのご紹介がありました。

また、家を継がれることを決意した際の2つのエピソードについてもご紹介いただきました。一つ目は、14代から、倉庫の所蔵品のリストアップを依頼された際のエピソード。時間をかけてまとめたリストを14代に提出したしばらく後に、14代から、先般のリストを紛失したので、再度リストを作ってくれと言われ、再度リストを作りつつ、ふと、これまで14代にわたって先祖が育み続けてきた歴史の重さに気がつき、そうした歴史の上に自らがいるのだ、ということを悟られたそうです。
二つ目は、お母さまから「目玉焼きをのせるお皿を作ってほしい」とお願いされた時のエピソード。大切なお母さまのために、世紀の傑作を、と意気込んではみたものの、いくらがんばってもいいものができない、その時に自分にオリジナリティーが欠けているのだ、ということを悟られたとのエピソードをご紹介いただきました。

最後に、ご自身の結婚式の際、仲人をつとめられた司馬遼太郎先生が延々2時間にわたるお話をされたエピソードを紹介されるなど、非常に内容の濃い、感動に満ちた講演で、あっという間の1時間でした。沈寿官先生、有難うございました。なお、先代の第14代を主人公にした司馬遼太郎先生の小説「故郷忘れじ難く候」の書評が「浮山的書評」にあります。ちんたお文庫にもありますので、是非ご一読ください。

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月刊青島8月号 特集

「新体制をスタートして 〜四部会部会長座談会〜」


今年4月の新年度より設立20周年を迎え、大きな節目を迎えた青島日本人会。その日本人会の核を成しているのが、食品、繊維、電機・機械・化学、流通・サービスの4部会であり、日本人会に入会した企業は、この部会のいずれか、または複数に加盟することができ、自身の企業に役立つ情報入手や企業間交流、活動参加を行うことができます。今月号は、この4大部会のトップである、食品部会・恩賀力部会長繊維部会・田島譲部会長機械・電機・化学部会・北野重時部会長流通サービス部会・新長曉部会長にお話を伺いました。

 



編集部:皆さん、それぞれの部会について教えて下さい。

 *以下、敬称は略させて頂きます*

恩賀:
食品部会は文字通り、食品に関係するメーカー、サプライヤーを中心に銀行、商社がメンバーとなり現在全部で100社ほどです。飲食店も含めると、食品企業としては60社程です。食品部会の部会長になって6、7年になりますが、部会の集まりは3ヶ月に1回程度、参加者の人数は多いと思います。食品はテーマが明確で、安全安心を基本としているのでわかりやすい。さらに中国で食品企業をやっていく、大変さ、つらさもある。だからまとまりやすいんだと思います。

田島:
私は1昨年赴任したばかりのまだ新米ですが、赴任してすぐに繊維部会の幹事をさせてもらいました。今年の3月には、当時の部会長が急遽ご帰国になり、大役を引き受けることに。。。繊維部会は会員数125社、衣料品の製造会社、服飾資材関係、雑貨や衛生資材の製造会社に加え、商社やコンサルタント、物流等、会員会社の業種は多様です。活動方針としては、情報の共有化+プラスα。プラスαの活動は企業紹介、セミナー、アンケート調査などを行いました。チンタオは日本から進出している繊維産業の企業数としては最も多い地区です。これは、山東省が昔から綿など繊維産業の盛んな土地であること、日本から近いことが理由で、現在日本で輸入、販売されている衣料品の供給基地になっています。

北野:
機械、電機、化学部会のメンバーは100社ほどで、7割がメーカーです。私は2002年の1月にチンタオに赴任してすぐその年から日本人会に関わってきましたが、電機部会は昨年から部会長をしております。昨年は、5月から12月まで毎月1回、工場見学会や各種セミナーを合計8回開催しました。今年度は、5月に日立ハイセンス工場見学会、6月は契約書の審査とリスク回避についてのセミナー、7月は人材開発セミナーをしました。なぜ毎月やっているかというと、以前「青島日本人会に入りませんか。」と話した時に、「入って何のメリットがあるんですか。」と言われたことがあります。だから日本人会に入ったら、色んな情報がもらえるよ、経営上役に立つよ、何かメリットがあるよ、と伝えたい意識があった。でも毎回の部会参加者は15〜20社、多いときでも30社ぐらいで参加率が低いんですが。まあ気にせず、「機会」だけは作っていこうと思ってます。

新長:
流通・サービス部会は、航空会社、流通会社、商社を中心に会員数は140社ほどです。部会は昨年度は3回しかできずに各方面からお叱りを受けましたので、今年度は季節ごとに1回の4回を目指して活動しています。5月、6月は連続で開催しましたため、部会員の皆様から月例開催かと嬉しい誤解を受けましたが、部会幹部メンバーもそろそろ息切れのため、次回は秋に開催を考えています。参加企業数は大体20〜25社、人数は30〜40名ぐらいでしょうか。

編集部:最近の部会での話題、テーマは何ですか?

恩賀:
食品部会のテーマは安全・安心、これにつきます。更に最近の話題としては、中国国内販売ですね。こっちで作って日本に輸出していた方式から、こっちで作ってこっちで売る、ということに目が向いています。やっぱり食品は口の数、つまり人口と大きく関わっていますからね。今後人口が減り、少子化・高齢化の日本より人口大国の中国にはマーケットとしての魅力は大きい。ただ、債権管理やブランド・商標の問題、流通問題など、中国でどうやって売っていくかが大きな課題ですね。

田島:
繊維は労働集約型産業ですから、安い労働力を求めて中国に進出した企業が多い。課題・話題はこれからの内需拡大と労務問題、この二つです。それから、夏季には電気が足りないっていう話も一部の地区から出ています。あと、意外と見落としているけれど大事なのが、繊維産業振興計画。これは中国政府の繊維産業に対する指導方針、施策で昨年公表されました。当初はあまり内容について気にしていなかったですが、本気に指導、調整する動きが出てきています。中国繊維産業を量から質への転換を推進する重要な内容です。繊維部会で皆さんに紹介したのですが、この場を通じて改めてご紹介します。もし内容を未だに入手していない繊維会社は日本人会で内容の日本語版をもらえますよ。繊維部会に出席すると、こんな情報も入手できるメリットがあるんですけどね。

新長:
私たちは食品部会や繊維部会のように、業態や業界の悩みも、行政府への陳情も同じ方向性の一致が見られるような部会と異なり、いわゆる“Others部会”なので、セミナーのテーマの選定や、部会活動の方向性を出すのに悩みます。ちなみに私(航空)と副部会長3名(総合商社2名、IT機器販売1名)と幹部の打ち合わせでも、なかなか共通テーマが見出せないような多種多様な部会構成員なんです。共通テーマは、流通サービスの内販に対する取り組みですので、内販にがっちり食い込んでいる会員企業の発表紹介や、中国人弁護士をお呼びして講演会を行っています。講演会の第1回は、年度初めということで皆様にスムーズな駐在生活のスタートを切っていただくため、性犯罪に巻き込まれないための法律知識の講座を実施しましたが、弁護士の先生もこのテーマをあまり得意としていなかったようで、聴講に来られていた、在青島日本国総領事の豊富なご経験とご知識に多いに助けられました。2回目はやはり弁護士先生に、内販に必要な
売買契約の基礎知識を語ってもらいました。


北野:
うちの部会では約7割が部品製造関係の会社ですので、国外へ輸出しているところだと為替問題が話題になりますね。これから人民元が上昇するのかどうなるのか、気になるところです。あとは、工場ワーカーを多く抱えているところは、労使問題ですね。労務、人材採用、教育などで悩んでいるところが多いようです。

編集部:この機会に他の部会に聞いてみたいことはありますか?

新長:
機械・電機・化学部会の部会長様がいつも前列に陣取って、鋭い(?)質問をぶつけてこられるので、私共も勉強を兼ねて他部会に参加しなければとも考えていますが、まだなかなか敷居が高くて行けていません。これは、総合商社の副部会長のミッションにしようかな。

北野:
もちろんいつでも歓迎ですよ。他部会に聞いてみたいことといえば。。。皆さんは社員のパスポートの問題はありますか。60歳以上の高齢者や新卒ビザが最近取りにくい。

恩賀:
社員のパスポートの問題としては当社は無いかな。それにやはり中国としては高齢者や新卒の人が働くという意味でビザを認めたくないのは当然のことだと思いますよ。

田島:
他の部会についてはあまり考えたことが無かったなあ。商工会では部会を問わず横のつながりができるから、他部会とのつながりより、むしろジェトロとの関係を重視したい。ジェトロのこれまでの経験や情報を一企業が知るのは難しい。繊維部会では、今年の第一回目に北条所長に講演に来ていただいて好評でした。

恩賀:
そうですね、ジェトロは大切だと思います。日本でジェトロと絡むことはなかったから、ここに来て初めてわかりました。しっかり活用させてもらった方がいい。中国の食品に関してはジェトロも大きく取り組んでいるから、ジェトロの協力を得てセミナーを開催しています。前々回の部会でハウス食品の羽子田さんがカレーを中国に持ち込んだ時の苦労談や、サントリーが抱えている知的財産権の講演をしたけど、大変興味深かった。これは食品部会だけではできない、ジェトロがいてくれるから実現したものです。

北野:
あと、意外とジェトロにはデータが揃っているし、資料が充実している。知らない会員の方も多いのでは?もっと利用されればいいですよね。色んな中国の資料を翻訳しているので、我々がとても調べられないようなものを持っているんですよ。

編集部:今後の目標は何ですか?

田島:
うーん。まず繊維部会という大所帯の幹事役を選ぶのが大変です。又、活動内容も年齢も業種も多様な企業責任者の集まりですからテーマやニーズを合わせるのが難しい。副部会長の鈴木さん、渡部さんと悩みながら検討中であり、少しでも昨年より会員の皆さんの満足度を高めるのが目標です。

恩賀:
やはり部会に集まっていただくのが最大のテーマですよ。ただし私は部会に何名が集まったかよりも何社が参加したかが大事だと思います。

田島:
参加率については我が部会も低いですが、これを問題とするのかしないのか、ということもありますよね。何か工夫をされていますか?

恩賀:
部会後は毎回会食をする、青島に来る機会を作るんです。食品部会のメンバーの多くは市内には住んでいませんからね。市内に来る機会は貴重です。その分、どこで懇親会をするのかは重要で、一度失敗して中華レストランで開催したら「今度中華料理だったら、もう来ないよ!」って言われたこともありますよ。開催曜日も金曜日か土曜日にして皆さんに参加していただきやすいようにしています。

新長:
私は中国の有名ベンチャービジネスに来てもらって講演会をしてみたいですね。例えば、TAOBAO等ネット販売会社とか、C-TRIPとか、中国のネットビジネスの発展は目覚しいですから、皆さんも興味あると思います。また、個人的には上海行きの航空券を最低価格199元で売っている春秋航空というローコストキャリアに来てもらって話を聞いてみたい。ただ、講演料無料なので、どこまでコラボだけで来てもらえるかはわかりませんけど。

北野:
目標というか、課題といえばいい人材の確保です。中国独特の賃金が少し高いだけで他に行っちゃうとか、企業に対するロイヤリティのあるいい人材をいかに確保して、そして辞められないようにするかは常に話題です。

恩賀:
人が集まらないっていう問題は、中国の地方経済が今ものすごく発展して、インフラへの投資が充実したことが大きな背景にあるよね。たとえば春節の時に田舎に帰ってみたら、すぐ近くに工場が出来ている、わざわざチンタオに戻らなくてもいいや、と帰って来ない人たちが増えている。折江省のある工場では、200人いた工員が、春節明けに8人しか戻って来なかった、というニュースを聞いたことがあります。地方での生活レベルのアップが問題の根幹だから。でもじゃあ、どうやってチンタオで人を集めるの?ということについては、寮や生活条件を良くして労働者に魅力的な職場を提供することもあるし、労働集約型作業をどうやって機械化していくか、ということもある。でもね、ナスのはさみ揚げとか、やきとりの“ねぎま焼き”とか、機械化できるでしょうか。これはタイなど他の国では出来ない。

北野:
いい人材の確保には、会社の将来性をいかに伝えられるか、もありますよね。幹部やトップの人間性。日本語ペラペラの中国人社員に聞いたら、賃金が低くてもトップを尊敬している、この人が中国にいる限り私はこの人についていこう!っていう話を聞いて感動しましたよ。

恩賀:
ワーカーの問題としては、実は彼らの食事のことは大事なことです。以前、「食事がまずくなった!」「肉が入ってない!」とクレームがきました。これは小さいように見えて中国人の工員にとっては大きな問題になり得るんです。

北野:
たしか南の方では、昼メシ問題でストが起きましたよね。

田島:
私はインドネシアやタイを回ってから、チンタオに来ましたけれど、先に挙げた国では、「日本人は優秀」という根底意識がある。だから日本人や日本企業に対してもある種の尊敬感があります。でも中国は違いますよね。5000年の歴史の中で、日本が経済的に優位になったのは、数十年。だからそうした意識が日本人企業と中国人職員の間の関係に影響を及ぼしていると思います。こちらの人達はプライドが高い、向上心が強いです。中国発展の原動力かもしれません。けれど、一人っ子政策で周りに甘やかされた世代がすべてを担う、これからが心配です。

恩賀:
うん、若いワーカーたちは、ちょっと物が重いとすぐに腰が痛いと言ったり、5.5mの高さがある天井の工場で働いていても閉塞感がある、と文句を言ったり、考えられません。

田島:
中国の開放政策が始まって30年。開放政策、国営企業の民営化を通じて沿岸部は大きく発展しました。そして1昨年、農民の土地所有権の売買自由化が始まりました。これからは内陸部です。10〜15年くらいかかるから、まだまだ経済発展しますよ、この国は。ただ所得の格差拡大が怖いですが・・

編集部:今日はたくさんの貴重なお話、誠にありがとうございました。

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〜広げよう!楽しもう!チンタオ友の輪!〜


13人目: 中村直嗣さん(山口銀行青島支店 駐在歴 4年4か月)

  

青島ソフトボール同好会(SB会)で「シャインズ」の重鎮である青島光輝工芸品有限公司の大芝光輝様よりご紹介いただいた中村と申します。「日本人会ゴルフコンペで毎回最下位争いに顔を出し、今年だけで2回もブービー幹事をやった奴だ。」と覚えておられる方もいらっしゃると思います。
私が参加しているSB会に「シャインズ」が結成されたのが2009年のことで、私も自然の成り行きでメンバーに加わりました。20歳を過ぎて直ぐに髪の毛に不安を覚え始め、学生時代には、わらをもすがる思いで相談した某かつらメーカーのセールストークに乗せられ、60万円もする「かつら」を購入したこともありました。結局装着することはありませんでしたが。
3年前の春節には、バスでつり革につかまっていたら、初めて座席を譲られてしまいました。当時42歳。この年齢で座席を譲られたことにショックを覚えましたが、中国人の親切心を素直に受け入れ座席に腰掛けたものの、平常心を保つのに苦労したことが思い出されます。
今は、シャインズの末席に加わり、花見、バーベキュー大会等のイベントで写真に納まり、残り少ない青島ライフを楽しんでいます。
3ヶ月連続でSB会シャインズが執筆させていただきましたが、次回は、我々と違いふさふさした頭髪を蓄え、黄島でご活躍されている礒利彦様(日本水産)にご登場願います。

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〜同好会 Q&A〜

同好会無くして青島ライフは語れない?!
公認サークルはじめ、各同好会の様子をお伝えします



Vol.3 写真同好会

“皆さん、一緒に写真楽しみませんか?”


写真同好会が発足して7年になります。発足当時、写真はまだフィルムが中心でしたが、今ではデジタルがフィルムに取って代わり、世の中、総デジタルカメラ時代になりました。同好会のメンバーは、最初はコンパクトカメラからスタートした人も多く、その後、本格的に撮りたいとかシャッター音がカッコ良いとかで、今では一眼レフカメラを手にしたり、また女性会員も増え、バリエーション豊富な写真が見られようになりました。当同好会では毎月、キャノンさん青島の会議室をお借りして月例会を開催し、メンバーの写真評価会をしたり、年一回の世界遺産の撮影旅行も行っています。また、活動成果発表の機会として、年一回ジャスコさんで写真展も行っています。
私たちの生活する青島は街並みの綺麗なところ、被写体には事欠かない素晴らしいところです。また、お子さんをお持ちの家庭では日々の成長を記録するため、デジカメが大活躍していることと思います。お子さんは数ある被写体の中でその時にしか撮ることの出来ない素晴らしい被写体のひとつです。そんな素晴らしい被写体をもっと素敵に撮りたいと思いませんか?
写真同好会では写真をメンバーだけの撮影活動に止まらず、青島に在住のカメラをお持ちの人達と一緒に写真を撮ることを通して、写真の楽しみ、写真技術の向上、人の輪を広げて行きたいと考えております。例えば、一緒にお子さんの写真を撮る、ヨットセンターの夕景を撮る、八大関で結婚風景を撮る、旧市街で古い街並みを撮る、などです。また、新しいカメラを買いたいけどどれが良いか、一眼レフカメラが欲しいけどどれが良いか、などについてもキャノンさんからカメラをお借りして、撮って見ることも企画しようと考えております。
などなどですが、写真好き、カメラ好き、カメラ分からない人、旅行好き、どなたでも結構です。一緒に写真を楽しみましょう!   尚、当同好会では会費等は一切必要ありませんし、写真を撮りたいと思う方、見学自由ですので是非お越しください。カメラの相談でもOKですよ! 8月は28日に月例会開催予定です。
  【連絡先】会長(不動)Tel:15806571118 事務局(北野) Tel:13905424215

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県人会だより

 〜青島なむなむ京都の会〜

  

いつ頃どのような経緯で設立されたのですか?  
 「京都にゆかりのあらはる人、青島に結構いてはるんどすなぁ。えらい会いたいわぁ。」言うて、2009年6月12日に、お酒もおしゃべりも好きな、ぎょうさんの人が集まったんが始まりです。

どのくらいの頻度で活動されていますか? 
 特に決まってへんのどす。2009年9月9日、2010年3月13日、そいでこないだの7月30日。見とぉくれやす、頻度なんてあらしまへん。「そろそろ、桜の季節ちゃいますか?」「文月やし祇園さんの月の間に一回、お会いしたいねぇ。」言う感じで日が決まります。ほんま、京都の旦那はんは気分屋やさかい困りますわ。

会の雰囲気は? 
 京都人の集まりらしゅう「イケズ」の応酬で・・・ウソです。うちらの会は毎回「なむなむ京都クイズ」言うのをして、みんな一緒に答えを出したり、考え込んだり楽しんでます。家族連れのお子さんも喜んでくれてはります。お料理も、毎回お店に無理聞いてもろて「コース懐石」を特別に作ってもろてます。ハモやらニシンやら、京都らしい食材にお箸も話も進みます。盛り上がったついでに二軒目に行かはる旦那衆がほとんどいうんやし、居心地いい集まりなんです。

参加者は何名ぐらいですか?延べ人数は? 
 数えたことありませんでしたわ。登録してくれてはる人は20人くらいで、毎回10〜15人くらいですし、延べ人数は50人くらいちゃいますやろか。

“なむなむ京都の会”では何県の方たちが参加されていますか? 
 代々おうちが京都の人ももちろんいはりますけど、娘さんが京都に嫁がはった方、修学旅行で京都に来はったことがある方、学生時代のほろ苦い思い出を京都で作らはった方。。。いろんな人がいてはります。よく「京都の人は排他的」て言わはりますけど、うちらはそんなことない思いますえ。参加してくれてはる他県の方、どう思てはります?

今後の抱負は? 
 そうどすなぁ。着物や浴衣着て集まりたいなぁとは前から思てるんです。特に大きい抱負やら野望やら持ってないんです。今までどおり、楽しい会が長いこと続いたらええなぁ思います。次回は秋口、紅葉の頃にお会いできればよろしいなぁ言うてますんで、ぜひぜひ連絡しておくれやす。

最後に京ことばと「なむなむくいず」をいくつかご紹介下さい。 
 難しおすえ。

【京ことば】
「おやかまっさんどす/おやかまっさんどした」…お邪魔します/おじゃましたした
「味もしゃしゃりもない。」…味もそっけもない。何の趣もない。
「おいとはないとおもいますけど」…お金にはこだわらない・金に糸目はつけない
「どこにいかはるの?」「へえ、ちょっとそこまで」
  …道で知合いにあって、行き先をきかれたときに返すことば。
   絶対に「xxx へいく」と行き先をはっきりいわない。
 京都人的「How are You?」「もうかりまっか?」「ぼちぼちでんな」と使い方は同じ。

【なむなむくいず】
@加茂なす、伏見とうがらし、聖護院だいこんなど京都の地名を冠した、いわゆる「京野菜」。では「鹿ヶ谷(ししがたに)」に続くのは?
A 人参 B かぼちゃ C くわい
答え:B かぼちゃ

A京都市の姉妹都市でないのは?
A 花の都パリ B 霧の都ロンドン C 芸術の都フィレンツェ
答え:B ロンドン   
※パリは1958年、フィレンツェは1961年。中国では西安1974年。

B坂本龍馬が暗殺されたのは?
A 池田屋 B 近江屋 C 寺田屋
答え:B 近江屋。※池田屋は新撰組の事件があったとこ。
寺田屋は襲われたけど逃げ切った。

【京都の常識】
@ 「ぶぶ漬けでもどうどす?」・・・ぶぶ漬けとはお茶漬けのこと。他所さんちに上がらしてもろたとき、このような質問を受けたらあなたは招かれざる客。〆のお茶漬けを聞かれる=「早く帰っておくれやす。」の意味。本当は収拾のつかない宴を切り上げるため、女将さんたちが気を利かせて聞いたのが始まり。だとか。

A「地蔵盆」子供たちを中心に、8月23日の前後に行なう行事で、普段子供たちを守ってもらっている各町内の地蔵尊にお礼する祭りです。京都のこどもの夏のビッグイベント。

 事務局:井上(13864853773)、盛植 
qd_namunamu@yahoo.co.jp 

 

 ***「県人会だより」では、各県人会のご登場をお待ちしています!我らこそは!という方は、gekkanqingdao@yahoo.co.jpまで。また、「県人会を作りたい!」という方、ゲッチンを通じて同志を募ってみませんか?***

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青島・老房子と日本人

 〜忠の海と三日月浜〜

 

1915年から1945年の30年間、2度に亘って日本の統治下に置かれた青島では、4万とも5万ともいわれる日本人が住んでいた。かつて街のいたるところでは「中野町」「 伊勢町 」といった日本名の道路名が名づけられ、着物を着た日本人が往来を歩いていた。今でも約70年前と変わらず、街のあちらこちらには日本人がかつて住んでいたり、勤めていた、縁ある建物が残っているのをご存知だろうか。かつて青島で子供時代を過ごし、現在青島にお住まいの足立吉弘さんが、そんな“老房子”をご紹介します  

 第一海水浴場のことを日本人は“忠の海”と呼んでいました。
夏になると水泳教室や遠泳大会、中学校や女学校では遠泳検定試験がありました。「忠の海から東海飯店往復確か1キロ余を列を作って泳ぐのです。船に乗った教師がメガホンで掛け声を掛け時々手榴弾を沖に向って投げ、サメが近づくのを脅していました」(青中25期生・井上氏のメールから)。夏休みの終わりには黒んぼ大会が開かれ子供たちは黒さを競いました。
同じ青島でも、忠の海に近い第二小学校の子供たちは、自宅から水着のまま直接海まで走り込むことができましたが、忠の海から遠い第一小学校の子供たちは炎天下1時間近く歩かなければなりませんので頻繁に通うことはできません。1小出身者は忠の海よりも三日月浜で泳ぐほうが多かったのです。三日月浜は大港と小港の間(今の中港あたり)にあって、浜辺も小さく砂利の浜でしたが、波がほとんどなく、家族連れに最適の海水浴場でした。この三日月浜海水浴場も戦争末期に造船所のドッグができてからは海が汚れ、遊泳に適さなくなりました。
忠の海について、当時忠の海近くに住んでいた井上氏によると「湾曲した白砂に沿いバンガーロー風の白い脱衣小屋が3列程整然と並び(略)、脱衣場は一夏賃貸契約でした」。また青島日本中学校校史にも「海浜に数百の脱衣小屋が建ち並び・・・」とあります。この脱衣小屋は、ある夏、青島を襲った台風のために無残にも全部倒壊してしまいました。
その後、有料の立派な「海の家」もできましたが、華北電電などの大企業は社員のための自前の「海の家」を持っていました。しかしこれも数人が荷物を置くことができる程度のもので、子供たちはたいてい浜辺にタオルを敷いて着替えをしていました。当時の日本人は海浜でものを食べる習慣がなかったのか、食べ物を売る店はなく、飴湯を売る店があるだけで砂浜が汚れることはなかったようです。
太平洋戦争が始まるまではアメリカ、イギリスの水兵や、ホテルに泊まっている白人女性の姿もありましたが、戦争が始まってからはほぼ日本人専用の海水浴場になり、飛び込み台や監視塔もあって、子供たちは思う存分楽しみました。
広い砂浜、遠浅の海岸、穏やかな波、東洋一とうたわれたこの海水浴場を、日本人は内地に引き揚げてからも誰もが一番懐かしく思い出し、自慢したものです。
 「7月初め青中一学期の試験が終わり夏休み前午前で授業終わり10日程生徒は学校から海水着のまま忠ノ海まで歩いて行き泳ぎましたね。道路が陽に当って焼け、裸足では熱くて日陰を選ぶのに懸命でした。1945年8月20日頃、私と学友2人は泳ぎ疲れた砂浜で、コレカラ日本はどーなるのだろう? 前途多難を語り合い、肌に秋風を感じたのが私の忠の海の最後でした」(青中25期生・井上氏のメールから)。
時代は移り、現在の第一海水浴場はまさに芋を洗うような混雑ぶりで、冬でも寒中水泳で体を鍛える年配の男女が海辺をにぎわしています。

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会長はシェフ! 〜番外編〜

 「カムジャジョン(じゃがいものお好み焼き)」


〜飛坂会長ご多忙につき〜
今回は、韓国生活の長い編集長・下地が
超簡単なコリアン・レシピをご紹介。

  


  材料本体:ジャガイモ(適当数)、万能ネギ、片栗粉、塩、調味料(鶏精とか
    タレ:醤油、ごま油、酢、一味唐辛子、白ごま、ネギ

 作り方
@、ジャガイモの皮を剥き、おろし金ですり下ろします(面倒くさければよく洗って皮ごとおろしても可)。

A、@に刻んだ万能ネギ、片栗粉少々、小麦粉少々、塩、調味料少々を入れて混ぜ合わせます(ニラとか、タマネギとか、にんじんとかでも可。とにかく細かく刻んで入れてしまいましょう)。

B、フライパンに油をしき、Aをおたまですくって適当な大きさにして焼きます。両面がパリッとしたらできあがり。

C、焼いている間に材料を混ぜ合わせてタレを作る。分量は個人の好みに合わせて適当に調整

かなりいい加減なレシピですが、すごく簡単でビールにもぴったりです。是非お試しの程を!

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だーぐぅ爺のひとりごと

 〜W杯を観戦しながら

 どうも最近の日本の若者はなぜか外に出たがらないそうだ。「引きこもり」というが、ワシのような年寄りが海外で頑張って、肝心の若者が跡を継がないとは情けないではないか。今、青島にいる若い人たちは、時代の風潮に逆らっているわけだから「優秀」な人材に違いない。先のワールドカップでも、世界にもまれた選手が活躍しておった。その意味では、日本人学校の子どもたちは、海外生活を通じて将来世界で羽ばたいてくれるのではないかと期待している。

ワールドカップといえば、日本も韓国も活躍したことで、青島の夜も賑やかだったようだ。テレビ観戦していると、岡田監督の画面になるとCOACH OKADAと字幕が出る。一方、大リーグ中継を見ると、野球の監督はMANAGERだ。日本で監督というが、英語では野球は「マネジャー」、それ以外は「コーチ」だそうな。野球に親しんでいるからか、監督が「コーチ」と言われると違和感がある。普通、日本で言う「コーチ」は何と呼ぶのだろうか。

ここからは独断と勝手な推察だが、高校野球の監督がそうであるように、「打て、待て」と1球1球サインを出し、ベンチの選手を「駒」のようにして使う。一方、サッカーの方は、11人を選び、試合が始まると、選手が主体的に判断して動く。監督が止めることができるのは選手交代などわずかである。だから最初の人選は野球よりよほど厳しい。一旦決めたら後は選手がやる。何らかのアドバイスは出すのだろうが野球ほどではない。ゲームが流れているからだ。野球は止めては指示を仰ぐ。サッカーは流れの中で選手が判断する。

要は中国で仕事をすることは、サッカーの監督の立場で考えるということか。文化や言葉を共有している日本の中に居たから手取り足取りの野球の監督の思考形態になっている。言葉が通じない、文化が違う。そういう中で衛生観念など仕事以前のところでイライラが募る。しかし、ベルトコンベアは流れ、次のラインにモノを流すときいちいち止めて説明は出来ない。だから大事なことは最初に決めておく。ルールもしっかりしておかなくてはいけない。反則すれば処罰は当然だ。しかし、そうでなければ多少は目をつぶりアドバンテージを見てやらなくては試合にならない。

もちろん通訳を含めた日本で言うところのコーチ(幹部)とは何度も協議し考えを徹底し底上しなくてはいけない。決めた中で選手が伸び伸びとー些末なことに捉われずー仕事ができるようなチーム造り。それが、此方の監督に求められる器量ではあるまいか。

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浮山情的書評 -(その3)-

 〜故郷忘じがたく候〜

 司馬遼太郎   文春文庫(2004年)

 本書の主人公の長子で、後継者の講演会があるので間に合うように読むことにした。
短編なので急くこともないと思ったが、そこは司馬氏独特の本筋から外れ、急に話が飛んだと思うと覆水するといった構成で、エピソードを散りばめ、ノンフィクションかフィクションか分からない語り口にのせられ、何か分かったような気分になって読み終えた小説である。

 薩摩焼の窯元である第14代沈寿官氏。この沈氏の祖先は秀吉の慶長の役で朝鮮半島からつれて来られ、串木野近くの苗代川というところで集落を作って住む。ここは出身の全羅北道南原城に似ているということであった。「故郷忘じがたく」である。

日本では、折から茶の湯を筆頭に朝鮮の陶器は重要度が高く、その陶工による器は全国でもてはやされ、密貿易によって海外でも人気をえた。彼らは薩摩の財産として島津氏に保護され士分に取り立てられた。「薩摩はかつて武勇で知られた。いまはやきもので」知られていると言われるほどであった。

 時代が下り、父親である13代もそうであったが、旧制中学に入ると朝鮮人ということで上級生らのリンチを受ける。韓人の血は確かに流れているが、自分こそ最も良質な日本人ではないか、と疑わずにきた氏には心外で、日本人とは何か。「血」ではない。ということをつかむ。
 
 沈氏のふるさと「韓国」のエピソードになる。大学で講演した氏に対し聴衆の学生の態度は静聴したとはいい難い。抑えた表現で書いてあるが恐らく罵声もあったのではなかろうか。この本の初出は1968年である。今日のような韓流ドラマが人気を博し、日韓相互の文化交流が受け入れられるなど想像もできない時代であり、韓国、特に学生においては「反日」の非常に厳しい時であった。そのような中で沈氏は370年の一族を訴える。
大統領府の晩餐に迎えてくれた朴大統領―優秀な日本陸軍の将官であったーが、「よか兄貴」の個人の気安さでもてなしてくれたのは、気脈の通じる面があったのだろうか。

15代の講演で、数ある司馬氏の歴史小説で、現存の人物を扱った小説はこれ1つという。
この本で一番印象に残ったのは、代々続く陶工を継いだものの先が見えぬ状況に陥いったとき、自分はなにを目標に生きていけばよいのか「教えてたもし」と懇願したところ 先代は「息子を、ちゃわん屋にせえや」わしの役目はそれだけしかなかったし、お前の役目もそれだけしかない。といった。
 そして講演を聞いた。15代は1959年生まれだから、この本が出たときはまだ9歳位か。見事に親の「ちゃわん屋」を継ぎ、本書をバイブルとし沈家の伝道師として立っていることを痛感した。

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チンタオ情報あれこれ

 〜第20回 青島ビール祭り開催〜  

  


今年の青島ビール祭りは8月14日(土)〜8月29日(日)まで、青島ビール城にて開催されます。毎年約20社のビールメーカーが参加し、300万人の国内外観光客が訪れるというビール祭り。今年の暑い夏にはビールがピッタリ!これまで行ったことが無かった方も足を運んでみては?? 
【チケット参考価格】
 白天普通門票(日中入場券)10元、
 晩上門票(夜間入場券)20元、
 品酒券(試飲チケット)25元。
 青島ビール祭り公式サイト 
http://www.qdbeer.cn/

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「チンタオ写真館」

 〜テーマ:初夏〜

今回のテーマ「初夏」は、投稿写真はありませんでした。

次回9月号でのテーマは「海」です。皆さんからの投稿をお待ちしております!

(投稿締切りは8月末です。)投稿は、gekkanqingdao@yahoo.co.jpまで。

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イベントカレンダー

【日】日本人会 【領】総領事館 【学】日本人学校 【貿】ジェトロ

8月

 2日(月):【領】外務大臣表彰式
23日(月):【学】転入学受付
25日(水):【学】2学期始業式

26日(木):【日】ちんたお文庫再開日

 

9月

 3日(金):繊維部会
 4日(土):【学】授業参観
 7日(火):【領】領事出張サービス(済寧)
 8日(水):領】領事出張サービス(南市)
11日(土):領】領事出張サービ(坊市)
14日(火):【学】中学部修学旅行(9/17)
18日(土):【日】日本人会大運動会
21日(火):【日】20周年式典
22日(水):【日】20周年式典
27日(月):【学】小学部修学旅行(9/29)

 


 

〜あなたの声をお聞かせください〜

『声』 〜あなたの声をお聞かせください!〜 チンタオライフ、満喫していますか?こんな事があったらいいなあ、こんなことはできないだろうか?などなど、 あなたの日頃の想いとグッドアイデアをお聞かせください! 記名、匿名問いません。あなたの貴重な声をお待ちしています! 声はこちら→gekkanqingdao@yahoo.co.jp

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