月刊青島--青島日本人会生活文化会発行
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グリーン放弾

 

 
 

皆さん、こんにちは。日郵物流(中国)有限公司(郵船ロジスティクス) 青島分公司の森です。

このたび、ご縁がありまして執筆させていただく機会をいただきましたので、拙い文章ではございますが、お付き合い下さい。
元来、色々なところへ顔を出す性格もあり、日本にいた頃から全くゴルフをやらないにも拘らず「来月、一緒にゴルフ行こうよ。えっ、やった事ないの?どこにでも出てくるから、てっきりやるもんだと思ってた」と言われる事は多々ありましたが、何となくやりそびれ、海外赴任の辞令を受け、青島へ来ました。

ようやくとゴルフと出会ったのは、2016年2月に青島へ赴任し、当時の上司からの勧めで始めたのがきっかけとなります。5月に天津で中古クラブを揃え、初ラウンドへ。

何が何やらわからぬ内に、ラウンドも終了したため、全く記憶に残っておりませんが、週末をグータラに過ごすのが当たり前だった生活に新たなルーティンが加わるきっかけとなりました。

全くの余談ですが当時、作成したドライバーはグループ企業コンペの最中、ティーショットの際にヘッドが折れ、未確認飛行物体として国際ゴルフ場の上空を舞う事となりました。

その決定的瞬間を押さえた写真がこちら
                       
(あれは、なんだ?鳥だ?飛行機だ?いえ、ドライバーヘッドです・・・)
今年、春先のコンペでPWも林からのショットで折ってしまいましたので、デビュー当時を共にした2本のクラブとはお別れしております。

さて、話は戻りまして青島での初めてのラウンドは、日本興亜さん主催で皆様もご記憶にあるかと思いますが“興亜カップ”が6月に石老人ゴルフ場で開催される予定でしたので、そこへの参加を目指し、リージェンシーホテルの室内シミュレーションゴルフで練習を重ね、当日を迎えました。

当日は100名を超える参加者の中で、上級者の方とご一緒させていただくも、緊張でガチガチ。ルールも完全に理解していない中、途中棄権すら覚悟の壮絶なラウンドが終了。

スコアは自分の身長を超える失笑を買う結果となり、当然ながらダントツの最下位となり、チームの皆様を団体戦で沈める結果となってしまいましたが、ラウンド後の盛大な表彰式、豪華商品と会場の雰囲気にすっかりとスコアの事も忘れ、楽しませていただきました。

コンペでの苦い経験から一念発起、猛練習を開始!!!となれば良いのですが、アスリート精神を全く持ち合わせていない能天気な性格と、スコアよりもゴルフへ行く事自体の楽しさ、ラウンド後のビールの方にばかり楽しみを覚えてしまい、「ラウンドしていれば、そのうち上手くなるだろう」と言う甘い考えを持ってしまったのが、現在の体たらくを招く原点となってしまったのかも知れません。

楽しみ最優先な考え方と、しばらくは大体的なコンペに出るには敷居が高いと感じたのか、お声がけいただいたにも拘らず、日本人会コンペなどはどうも腰が引けて参加する事はなく、週に一度のシミュレーションゴルフで仲間を増やし“みんなでゴルフ(みんゴル)”を続けながら、時々お声がけいただく、当時よく飲みに連れて行っていただいた諸先輩方とのラウンドや“みんゴル”メンバーとの気楽なラウンドが続く日々。

当然ながら、着実にスコアが改善されることなく、目標にしている100切りも達成まで遠く、険しい道のりが続いており、ラウンド中はいつもがっくりとするシーンが多々あるのですが、時々気持ちよく打てるドライバーと、心折れそうになっている時に入るちょっと長いパットなど、劇的には改善されないスコアの中で、ちょいちょい出る快感、そして今は閉鎖となってしまいましたが、石老人ゴルフ場を始めとした景色の良いいくつかのゴルフ場での開放感に、決してゴルフが嫌になる事なく、ゴルフ歴3年が経過しております。
 
(夏の石老人での一コマ)
今年は少し気持ちを切り替えて、これまで参加した事がなかった日本人会コンペ、青藤会へも参加させていただいております。
色々な上級者の方とご一緒させていただく良い機会もさる事ながら、やはり駐在3年目にありながら、初めてご一緒させていただく方々との出会いが、どんなに前日深酒をしてもきっちりと朝5時に目が覚める(加齢からくる、単なる早起き体質になってきている可能性もありますが)原動力となっております。

また、「ただラウンドを重ねるだけで100を切れる」と言う妄想を捨て、意識の高いメンバーの皆様との練習会にも参加させていただくようになりました。

せっかく様々なコンペの機会が充実している青島のゴルフ環境におりますので、今後も色々なコンペに積極的に参加させていただき、新たな出会いを増やしていくと共に、まだまだ改善の余地が多々あるスコア改善と「一緒に回って楽しい 森」を目標にして頑張っていきたいと思いますので、これからもご一緒させていただく皆様、どうぞよろしくお願いいたします。

次回は三菱UFJ銀行 澁谷 真 様にバトンを渡したいと思います。

 

 


 

 
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