月刊青島--青島日本人会生活文化会発行
目次

ふるさと自慢

<東京都大井町編>

 

PwC青島事務所の加藤雄次郎と申します。

ご縁あって、ふるさと自慢という大変貴重な機会を頂きましたので、今回は私の故郷、東京都大井町を紹介させて頂きます。

祖父の代から大井町に加藤家の拠点は設けられ、親子3代、変化の多い、大井町の変遷を見届けてきました。

祖父が居を構えた時代、まさに日本は高度経済成長期ど真ん中で、大井町は京浜工業地帯の要所の1つとして大きく栄えました。多くの工業団地が建てられ、駅前の繁華街は毎晩多くの人で賑わっていました。現在でも大井町駅近くには東小路飲食店街という昭和風情薫る飲み屋街が残っており、テレビでもしばしば取り上げられる等、有名スポットの1つになっています。また、大井競馬場や平和島競艇場も近く、高度経済成長期の活気ある時代の名残として、週末には今でも多くの人々が足を運びます。

時は流れて、父が今の私と同じ年頃の時代、まさに日本経済は絶頂期にあり、大井町の様相も少しずつ変わっていきました。かつての工業地帯はマンション、アパートに、昔ながらの商店街や飲食街はデパート、スーパー、コンビニにとってかわられ、生活の利便性は向上しましたが、かつての風情は徐々に薄れていきました。

私が中学にあがる頃になると、羽田空港の国際線の増加や品川駅の新幹線発着開始等により、国内外の出張者、旅行者も増えてきました。昨今の民泊ブームもあり、今では多くの外国人が大井町を拠点に東京観光をEnjoyしている姿が多くみられます。

このように日本の趨勢とともに常にその様相を変化させてきた大井町なのですが、今は大井町より変化の多い国、中国に身を置きながら、中国の外国人として青島ライフをEnjoyしていきたいと思います!

ここまでお読み頂いた皆様ありがとうございました!

令和でも昭和風情薫る東小路飲食店街
 
活気溢れる高度経済成長期の大井競馬場
 
平成の再開発により駅前にはデパート、マンションが立ち並びます
 

 

 
<< トップへ戻る