月刊青島--青島日本人会生活文化会発行
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ふるさと自慢

<埼玉県さいたま市>

こんにちは、山東海洋愛通物流(伊藤忠ロジスティクス)の小野と申します。
今月は私の故郷の埼玉県さいたま市を紹介させて頂きます。

さいたま市は、平成13年に浦和市・大宮市・与野市の3市が合併して誕生し、
全国で13番目の政令指定都市となりました。
旧県庁所在地であり文教都市といわれる浦和市、県内随一の商業都市の大宮市は
永遠のライバルといわれるほど、人口(浦和・48万人、大宮・46万人)、Jリーグ
(浦和レッズ、大宮アルディージャ)等々常に比較対象でメディアにも取り上げられて
きました。(私は大宮で育ちましたが、高校が当時の浦和レッズのホームグランドに近い場所でしたので、今でもレッズファンです)
平成17年には「人形」で有名な岩槻市を編入し、130万人を超える大きな都市となり
現在に至っています。

 

ここでは私が育ちました大宮市を中心にご紹介いたします。
当地には生まれてから25歳まで住んでいました。

1.歴史

大宮という地名は、平安時代の格式高い武蔵野国一の宮・氷川神社を「大いなる
宮居」とあがめたことに由来され、その門前町として発展してきました。近くを中山道が通り、その後宿場町へと変化、明治27年に信州資本を中心とした製糸業が大宮に進出、その後日本鉄道株式会社(現JR大宮工場)が操業を開始し、鉄道の町としての
色合いを濃くしていきます。現在では上越・東北・北陸新幹線をはじめ12路線が乗り入れる交通の要衝としての性格を帯びるようになり、2007年には「鉄道博物館」が設立され、2018年には来館者数が1,000万人を超えました。私も子供と一緒に見学に行き、だんご鼻!を懐かしみました。

2. 大宮盆栽村

名品盆栽の聖地として「大宮盆栽村」があります。2017年には第8回世界盆栽大会が開かれるほど、世界的に有名な場所です。その歴史を辿っていくと、1923年に発生した関東大震災により、それまで多くの盆栽業者が集まっていた文京区千駄木周辺が大きな被害を受け、良い土と水に恵まれた大宮へと移り住みました。正月恒例の「芸能人格付チェック」にも登場した1億円の盆栽もここで見ることができます。
子供の頃は名前だけは知っていましたが、特に訪れることもなく、今回改めて調べてみるとゆっくりと見学したい魅力的な場所ですね。

3.武蔵一宮「氷川神社」/氷川参道

東京/埼玉の荒川流域にある約200の氷川神社の総本社です。2,400年以上の歴史を持ち「大いなる宮居」として大宮の地名由来にもなった古社です。毎年初詣では全国ベスト10に入る参拝客が訪れ、またパワースポットは、出雲大社の流れを汲んだ縁結びの本殿であることから、男女の縁結び運・愛情運はもとより、人間関係を円滑に人との縁を結ぶことから仕事運などのご利益があると云われています。

氷川神社の参道である氷川参道は、ケヤキを中心としたおよそ700本の樹木により南北約2キロメートルにわたり続いています。
 この氷川参道を中心として、氷川神社、大宮公園、盆栽村などがまとまって立地し、氷川神社とさいたま新都心をつなぐ氷川参道の並木が緑のシンボルとなっています。
 小学生の時は写生大会、大宮公園での花見などで通った思い出深い参道です。

 

4.さいたま国際マラソン

最後に私の趣味のマラソンでの紹介です。「さいたま国際マラソン」をご存知でしょうか?昨年12月に開催され、女子のMGC(マラソングランドチャンピオンシップ)の
第三のオリンピック候補者を決める大会の一つでもあります。(一般ランナーも走れます)
スタートがさいたまスーパーアリーナ、浦和の中心地を抜け、母校の脇を通り、浦和レッズのホーム/埼玉スタジアムがコースとなっており、地味ではありますが、非常に昔を懐かしめる思い出深い大会です。
2018年の大会に参加し、今後も継続する(コースに起伏が多く今後継続が危ぶまれています)のであれば是非参加していきたい地元の大会です。

今回「ふるさと自慢」のお話を頂き、改めて地元を調べてみると新たな発見、言い伝え成り立ちなど非常に勉強になりました。時間を見つけて、ランニングをしながら今回
紹介した場所を改めて訪ねてみたいですね!

 

 
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