月刊青島--青島日本人会生活文化会発行
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グリーン放弾
 
 

皆様、こんにちは。畑地さんよりご指名いただき、8月号を担当させていただくことになりました市南区在住の市川と申します。ゴルフ歴は約1年半と浅く、初級者レベルで僭越ではございますが、稚拙な文章に少しお付き合いいただければと思います。

私は2020年1月に中国へ赴任し、今回が初めての海外生活となります。日本ではゴルフを全くやったことがなく、縁がないものと思っていました。そんな中、前任の方からの引継ぎ事項の一つとして、青島生活を送る上で運動不足解消のためにもゴルフができるようにと、ゴルフクラブセットを譲ってもらえたことがゴルフを始めるきっかけとなりました。クラブの種類も分からない私にとっては、大変ありがたいことでした。

また、更にありがたいことにゴルフに熱心な2人の会社の先輩が私と同じ場所に住んでおり、気さくにゴルフのラウンドに誘っていただいたので、徐々に週末はゴルフをして運動するという生活が日常になっていきました。加えて、私の勤めている会社には他にもゴルフ好きな方が何人もいらっしゃり、その方々ともご一緒させてもらい、かなり充実したゴルフ生活を満喫しております(日本ではあり得ない日常だと、今でも思っていますが。。(汗))。

ただ、ゴルフがラウンドメインでは、初級者の私にとってスコアが思わしくないのも当然であり、そのことにも配慮してくださった先輩方が会社帰りに打ちっぱなし練習場に誘っていただいたりもして、練習するようになっていきました。

私の場合、練習でもなかなか思い通りにいかないことが多いのですが、たまにいい感じで打てると嬉しくなり、練習も楽しいな♪と思って取り組んでおります(現在、この原稿は一時帰国の機会をいただき、日本の自宅で隔離期間中に作成しております。隔離が明けたら運動不足解消のためにも初めての日本の打ちっぱなし練習場へ行ってみたいと考えています。。(汗))。

このようなゴルフ生活を過ごしている中、少し前の話になりますが、社外の方も参加するゴルフコンペのお誘いがあり、最初はまだまだ初級者の私が他の方に迷惑をかけてはいけないと思い、断っていたのですが、会社上司の温かい後押しもあり、初めて参加させていただくことにしました。

コンペ前には、「一緒にラウンドする方に迷惑がかからないように移動は速やかにしなくては。」とか、「順位はダブルペリア方式のHC上限無しというルールで決まるということだけど、何のこと?」とか、「次回の幹事に当たらなければいいな。」といった相当後ろ向きな姿勢で恥ずかしい限りでした。

このような不安の中、当日は4人1組でラウンドしましたが、私がご一緒した皆様は初級者の私にとても気さくに接してくださり、過度に緊張することなく、楽しくプレイすることができました。

また、プレイ中は、以前から先輩にアドバイスをいただいていた「ゴルフはマネジメント。」、「頑張るけど、(無理して)頑張らない。」、「ティーショットはまっすぐ飛ばせるだけ飛ばすのでなく、自分のいつもの飛距離の範囲で目標を作って打つ。」等を心がけていました。結果的に今回は無理をしないでプレイすることで、自己ベストを出すことができました(ただし、その時に参加された皆様のグロス結果からすると、後ろから数えた方が早い順位でしたが。。(泣))。

その日の夕方の懇親会兼結果発表会では、次回の幹事さんに当たらなければそれで充分と思いながら、順位発表を聞いていました。ところが、なかなか私の名前を呼んでもらえず、とうとう最後に優勝者と次回幹事の順位者の発表のところまできてしまいました(ここまでのドキドキ感は最近にない貴重な経験でした。あまり何度も味わいたくないですが。。。)。

幹事は大役で荷が重いけど、決まったらしっかりやらないとなぁと、半ば覚悟を決めていたところ、優勝者として私の名前を呼んでいただき、とても信じられない気持ちでした。

ダブルペリア方式でHC上限無しのルールは初級者にもチャンスがもらえてありがたかったですが、グロスでの順位と全く異なる結果だったので、本当に実力でなく、運だけの優勝なのでした。大変恐縮しています。。。

今後は、もっと腕を磨いてグロスのスコアを上げることができるように精進しなくてはと、改めて思いました。

ちなみに、ゴルフをしているとこんなシーンに出会えることもあり、心なごみました。

最後になりましたが、ゴルフ初級者の私にゴルフの楽しさを教えてくださる皆様には感謝しております。今後ともよろしくお願いいたします。

次号は私とは違って、若き実力派の山口さんへバトンをお渡ししたいと思います。

取り留めのない長文となりましたが、ご拝読ありがとうございました。

 

 


 

 
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