青島日本人会  
 
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*-* 2012年度 商工会 活動報告 *-*

 

商工会会長 渡部英司
(副会長 江口規和、田島譲、田中博之手代木和人、藤武秀三、北条尚子)

 
1) 活動実績
 
1.2012年度の活動実績企業を取り巻く環境は昨年激変しましたが、商工会全体セミナーを5回実施し、いずれも90名〜100名の出席がありました。
第1回(5/11)「移転価格と税務上の紛争の状況とその解決策の検討」「非居住者企業の税務リスクに関する最新動向」デロイト上海/板谷圭一パートナー、酒井晶子ディレクター
第2回(6/29)「中国税務・会計の基礎知識及びアップデート」「中国における不正リスク及びその対応」KPMG北京/小泉博之パートナー、中川雅人マネージャー
第3回(9/22) JETRO共催「FTA締結への戦略」 早稲田大学政治学部/深川由起子教授
第4回(12/2)「中国日系企業におけるリスクマネジメント」コンサルビューション/高原彦次郎代表取締役社長 「日系企業を取り巻く各種リスク」日本興亜財産保険/船越隆之総経理「安全対策」 青島日本総領事館/古川真幸副領事
第5回(3/5) JETRO共催 「営業税から増値税への移行、ロイヤリティーに対する関税賦課」デロイト上海/板谷圭一パートナー
 
2)活動内容
 商工会では、新しく赴任されたトップの方々のみならず、数年就業されている方々にとっても、法務労務、財務会計のアップデートが必要と考え、基礎講座セミナーを企画しました。それが第1回と第2回のセミナーです。加えて時流に合わせて、新しいテーマを選びました。私達企業が目を向けるのは、リスクマネジメントだけではありません。中国における新しい税の動きがあります。今年3月には営業税から増値税への移行に備えるセミナーを実施しました。JETROとの共催を行いました。それらが第3回、第4回、第5回のセミナーです。 さて、2012年は、例年にない状況となりましたので、ここに特記します。日中国交回復40周年のイベントを控え、和やかな雰囲気の中で、各種交流がスタートしました。夏には、自由貿易がクローズアップされ、FTA戦略をセミナーで取り上げたりもしました。しかしながら、その後状況は激変しました。(中国貿易に長年携わったものとしては大変悔しい思いをしていますが)昨年9月の反日運動から日系企業への襲撃に発展し、経済活動は多大な被害を受けてしまいました。全ての部会においては、秋以降、セミナー等の活動を停止せざる得ない事態となりました。その後、秋の党大会を経て、中国、日本、韓国でも政権交代があり、数々の課題を抱えて、新しい指導体制が動き出しました。反日運動が沈静化した年末になって、商工会活動は再開に至りました。このタイミングを捉えて、総領事館から安全対策セミナーを実施して頂きました。 以上ですが、大変緊迫した中にも、何度も集まり、対応した年と言えるでしょう。商工会の各部会においても、今年、セミナーを中心に、ようやく元気を取り戻しました。会員の皆様、総領事館、JETRO、そして講師を務めて下さった方々のご協力に改めて感謝申し上げます。